トレイ・ヤング

クリッパーズ、バックスを倒し絶好調だったレイカーズ

NBAは新型コロナウイルスのパンデミックによりシーズンの中断が続いている。ソーシャルディスタンシングを実践中の選手たちは、試合でファンを魅了することはできないが、彼らの多くはソーシャルメディアを通じてファンとの交流の機会を増やしている。

ホークスのオールスター選手、トレイ・ヤングもその一人だ。Instagram Liveでファンと交流したヤングは、どのチームが2020年のNBAチャンピオンになるかと聞かれ、ためらわずにレイカーズと回答した。

「間違いなくレイカーズだ。レブロンには他の選手とは別の使命がある。今まで経験した中で一番クレイジーな体験だった。僕にとっては彼が史上最高の選手だ」

レイカーズは中断前の最後の試合でネッツに敗れたものの、その直前の2試合ではクリッパーズとの『LA決戦』を制し、東カンファレンス首位のバックスにも勝利するなど、直近の16試合で13勝と絶好調だった。

ヤングから史上最高の選手と称賛されたレブロンは、昨シーズンの不調が嘘のようなパフォーマンスを続けていた。今シーズンは60試合に出場し平均25.7得点、7.9リバウンドを記録。アシストはヤングの9.3を上回り、リーグトップの10.6アシストを記録するほどだった。

年齢による衰えを全く感じさせないレブロンは、レギュラーシーズンMVPをバックスのヤニス・アデトクンボと争っていた。ヤングが太鼓判を押すように、レイカーズはチャンピオンにふさわしい戦いを続けていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって好調な流れを断ち切られてしまった。

2019-20シーズンがいつ再開されるのか、そもそも再開されるのか、未だに不透明な状況が続いている。今シーズンの成績がどのような扱いになるかは分からないが、レブロンの獅子奮迅の活躍はファンの記憶には残るだろう。