精華女子のスモールバスケットの前に立ちはだかった大阪桐蔭の壁

2017/12/24
Bリーグ&国内
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文=丸山素行 写真=小永吉陽子

夏から成長した『戦う気持ち』

県立足羽(福井)との初戦に81-80で勝利した精華女子(福岡)は大会2日目に大阪桐蔭と戦う機会をつかんだ。大阪桐蔭はインターハイ初戦で対戦し、52-99と完敗を喫した相手だ。

前半を6点差で終えて必死に食らいついた精華女子だが、オフェンスリバウンドとターンオーバーからの速攻で後半に崩れ、42-79で敗れた。

「何度も飛んで、何度も取れなくて、何回もボールを追いかけまわしたんですけど」と大上晴司コーチが言うように、圧倒的な高さの差が22というオフェンスリバウンドの数字に表れた。またチーム全体で14ブロック、13スティールをくらい、「さすがに1枚上手でした」とチームの完成度でも負けを認めた。それでも「インターハイと比べると選手たちは戦う姿勢を40分間貫き通してくれた」と大上コーチは選手の成長を肌で感じている。

キャプテンの梶原志保もインターハイの記憶を辿り「夏(インターハイ)は勝てないんじゃないかという思いがどこかにありながらの試合でした」と語った。だがそのネガティブな感情はもう存在しない。「リベンジの気持ちを持ってやってきたので、夏よりは競ることができたし、40分間向かい続けることができました」と気持ちは折れなかった。

コーチもそうしたメンタル面での成長を収穫に挙げている。「キャプテンの梶原を中心にみんなで声をかけながら、最後まで戦う姿勢を貫いてくれた。それが何よりもウインターカップでの収穫でした」

リベンジは達成できず、精華女子の冬は終わった。

ただ、来年のチームにも期待が持てる。1年生プレーヤーを先発で3人起用している『若いチーム』が精華女子だ。梶原の絶対的なキャプテンシーを受け継ぎ、このウインターカップでの経験を糧にすることで、チームはより強さを増し、またこの場所に戻ってくるだろう。