強度の高いディフェンスから速攻を連発したアルバルク東京、サンロッカーズ渋谷との今季初対決で29点差の圧勝!

2017/12/24
Bリーグ&国内
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文・写真=鈴木栄一

前半と後半、大事な立ち上がりでA東京が圧倒

12月23日、アルバルク東京が敵地の青山学院記念館でサンロッカーズ渋谷と対戦した。東地区の上位対決に注目が集まる中、持ち前の強度の高いディフェンスから速攻を次々と繰り出したA東京が第1クォーターで18点の大量リードを奪うと、その後も攻守でSR渋谷を圧倒し91-62で勝利した。

第1クォーター、アルバルク東京は得意の堅守でSR渋谷のシュートを計14本中2本成功のみに抑えると、田中大貴、竹内譲次、馬場雄大の日本代表トリオが揃って6得点以上をマーク。いきなり26-8と大きく突き放す。

第2クォーターになると、SR渋谷もベンドラメ礼生の活躍で追い上げ、残り約4分半にはジョシュ・ハレルソンの得点で5点差にまで追い上げる。しかし、終盤にA東京がブレンダン・レーンの得点、さらにターンオーバー奪取からザック・バランスキーの速攻によるバスケット・カウントなどで盛り返し、13点のリードと突き放した。

A東京は後半も勢いをキープ。安藤誓哉がスティールから自ら持ち込んで決めると、田中が連続得点。このクォーター開始1分半でリードを20点に広げると、あとは余裕の展開。第4クォーター残り約5分からは、11月末に特別指定選手として加入した齋藤拓実がBリーグデビューを果たす中での見事な勝利だった。

特別指定選手の齋藤拓実がBリーグデビュー

A東京のルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは、長谷川智也、広瀬健太が故障でベンチ登録を外れるなど、SR渋谷がベストメンバーでないことに言及しつつも「水曜日の川崎戦で負けた後の試合で、選手たちがモチベーションを高く持ってプレーし、我々らしさが出た試合でした」とコメント。

そして、「我々はディフェンスのチームです。オフェンスもしっかりしないといけないですが、勝ちパターンはディフェンスから主導権を握ること。その流れを開始1分でつかむことができました。そこが鍵となりました」と、自分たちの強みである激しい守備で開始直後からできたことが大きかったと語った。

また、12月2日からベンチ入りを果たす中、公式戦のコートに立った齋藤は、「正直、試合に出るとは思っていなかったですが、小さい頃からの夢であったので率直にうれしいです」とコメント。まだまだA東京のチームバスケを理解しきれていない部分はあると感じているものの、「ルカコーチからは、『差が開いたから、残り時間がわずかだから、という理由で出したくはない』と言われていました。そういう部分で今日チャンスをくれたのは、少しでもチームに入れてきたからだと思います」と、手応えも感じる中でのBリーグデビューとなった。

大敗のSR渋谷「やるべきことができていない」

痛恨の大敗を喫したSR渋谷の勝久ジェフリーヘッドコーチは、「チームとして戦う前に個々のバトルで負けてしまった。一つひとつのポジションで相手にフィジカルを生かされ削られてしまいました。トランディションであれだけの点数を取られるのは、自分たちのやるべきことができていない証です」と、まずは個々の奮起が必要と総括している。

東地区で首位をがっちりキープしているA東京だが、ルカヘッドコーチは「東地区は激戦であり、一つひとつの勝ち負けがプレーオフにつながってきます。目先の勝ちにこだわっていきたい」と、連勝を貪欲に狙う姿勢を強調した。

一方、勝久ヘッドコーチは「まずは個々のバトルにしっかり勝つ、その後にチームとしてやるべきことをやる。ゲームプランの上でやられてもいいやり方、やられてはいけないやり方を明確にし、全員が共通理解を持って戦っていきたい」と雪辱を誓う。

A東京が快勝の勢いを維持して押し切るか、それともSR渋谷がリーグ屈指の堅守を復活させてリベンジを果たすか、東京ダービー第2ラウンドでの熱い戦いを期待したい。