レイカーズ

カルーソ「多くの人がことの重大さに気づいていないと思う」

所属選手2人が新型コロナウイルスの検査で陽性だったレイカーズは3月31日、所属する全選手が無症状であると発表した。

3月10日にネッツと対戦していたレイカーズは、ネッツが4人の選手に陽性反応があったと発表した直後にウイルス検査を受けた。そして、翌11日にはジャズのルディ・ゴベアに陽性反応が出てNBAはシーズン中断を発表した。

検査を終えた選手たちはチームの要請に従い14日間自宅で隔離していたが、先日隔離期間が終了した。アレックス・カルーソはチームの迅速な対応から新型コロナウイルスの重大さに気付かされたと『ESPN』に語った。

「多くの人がことの重大さに気づいていないと思うし、軽視してはならない」。また、検査についても「みんなが言っているようにテストは不快だった。綿棒を鼻から口の奥まで突っ込まれたよ」と話した。

アンソニー・デイビスは検査で陰性だったが、現在も指示に従って隔離を継続している。「感染者には症状がなく体調が良い人もいれば、あらゆる症状が出ている人もいるから厄介だね。僕は元気だったし、今でもそうだ。元気だからといって感染していないということではないから検査を受けた。検査に問題はなかったよ」

カルーソやデイビスと同じように隔離を続けているレブロン・ジェームズは今週からトレーナーと運動を再開した。シーズン再開後のスケジュールについては、「そのままプレーオフに突入するのは避けるべきだ。プレーオフを目指して戦ってきた60数試合が無駄になってしまうからね」と話し、プレーオフの前にレギュラーシーズンの試合を10試合ほど戦うのがベターだと考えている。

NBAでは関係者を含め15人が新型コロナウイルスに感染し、すでに数人の選手が回復したと伝えられている。しかし、アメリカ全体を見てみると感染は拡大の一途をたどっている。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のウェブサイトによると、新型コロナウイルス感染者数は16万人以上、死者は2800人を超えた。現在のような拡大傾向が続く限り、シーズン再開については不透明な状況が続くと予想される。