若きコンビを中心に、優勝を狙えるチームに
元マーベリックスのジェイソン・テリーがラジオ番組に出演し、ルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスの2人を「NBA史上最高のコンビになれる」と絶賛した。
テリーは1999年のドラフト全体10位でホークスに指名され、ホークスで5シーズンプレーした後にマーベリックスと契約し8シーズンを過ごした。2009年にはシックスマン賞を受賞、2011年にはダーク・ノビツキーやジェイソン・キッドとともにNBAチャンピオンに輝いている。
テリーはドンチッチとポルジンギスがポテンシャルをフルに発揮できればマーベリックスは再びNBAチャンピオンになれると太鼓判を押した。
「ポルジンギスやドンチッチのような才能あふれる若いスターがいることは大きい。しかも2人は持っている能力をすべて発揮しているわけではない。今シーズン一緒にプレーしてきて築いたケミストリーはこの先も進化し続けると思う」
彼らの才能には疑いの余地がない。2年目のドンチッチは足首のケガによる欠場もあったがトリプルダブルに近いスタッツを残している。54試合に出場し、平均28.7得点、9.3リバウンド、8.7アシストを記録。一方のポルジンギスも51試合に出場、平均19.2得点、9.4リバウンドと2018年に負傷した左膝の大ケガからの復活を果たした。
ケミストリーを強固にするためには2人がお互いの良いところをさらに引き出すことが必要だとテリーは考える。
「ポルジンギスは自分が一番効果的なプレーができるのは4番ではなく5番かもしれないと学んでいるところだ。ドンチッチも試合中、常にボールを支配するのではなく、ノビツキーのような切り札として活躍するために体力を残しておくべきで、そのためにはポルジンギスが試合の序盤からリズムに乗れるような工夫が必要だ」
テリーの描くマーベリックスの未来は希望に満ち溢れている。
「ドンチッチとポルジンギスのケミストリーは見ていて楽しい。2人はこの先さらに成長し結束を強めていくはず。彼らの周りをロールプレーヤーで固めるようなチームを作っていけば優勝も狙える。マブスファンにとっては良い状況だね」