写真=Getty Images

「プレーできる選手が集中するように」と伝える

ステフィン・カリーが右足首を捻挫して戦列を離れたにもかかわらず、ウォリアーズは10連勝と好調だ。その背景には、ヘッドコーチのスティーブ・カーによるチームミーティングがあった。

『The Mercurry News』によれば、指揮官はカリーが負傷した12月4日のペリカンズ戦の後にチームミーティングを行ない、出場可能な選手が集中力を研ぎ澄ませて戦うように、気持ちの切り替えを求めたという。

カーは、このミーティングについて、『The Mercurry News』に「昨シーズンはKD(ケビン・デュラント)が18試合を欠場したが、我々はリーグ最高のディフェンス(被フィールドゴール成功率で最少の43.5%)を見せられた。それは危機感があったからこそ。『しっかりプレーしなければ痛い目を見る』という意識を持っていたからだ」とコメント。

「今回のミーティングも全く同じものだ。チームには、『ステフが戻るまで、リーグ最高のディフェンスを見せてやろうじゃないか』と伝えたんだ」

その言葉どおり、ウォリアーズはカリーが欠場した直近6試合での被フィールドゴール成功率でリーグ最少の40.2%に抑えている他、平均失点もリーグで3番目に低い97.3点に抑えている。カリーだけではなく、ドレイモンド・グリーンも直近4試合を欠場していての数字だけに、いかにカーの言葉により選手たちが集中してプレーしているかが分かる。

12月22日からはホーム6連戦がスタートする。ロケッツの連勝を止めたばかりの『ヤング・レイカーズ』、ナゲッツとの試合が終われば、キャバリアーズとのクリスマスゲームを迎える。カリーがいなくとも必見の試合になることだけは、間違いない。