伊佐勉

「このチームで2019-20シーズンを経験できた事は私の財産」

Bリーグは新型コロナウイルス世界的流行により、2019-20シーズンの中止を決断した。

サンロッカーズ渋谷は今シーズン、大幅なロスター変更をしてディフェンスのチームとして生まれ変わった。激しいディフェンスを序盤から行い、頻繁にメンバーチェンジをして強度の高いバスケットを40分間続ける全員バスケを持ち味に、強豪の東地区で27勝14敗と大きく勝ち越す結果を残していた。そして天皇杯では川崎ブレイブサンダースを破り優勝した。

しかしBリーグ開幕シーズン以来のチャンピオンシップ進出が目の前に差し掛かったところで今シーズンは終了した。SR渋谷の伊佐勉ヘッドコーチは、シーズン終了を受けてクラブを通してコメントを発表している。

「『新型コロナウイルス』という人類が経験した事のない困難に遭い、シーズン半ばにして終了する事は、我がサンロッカーズ渋谷をはじめBリーグに所属する全てのチームにとって辛く残念な結果、経験となりました。Bリーグは最後、ギリギリまでプロリーグの責務を果たそうと尽力いただきました事に対しヘッドコーチとして感謝申し上げます。同じくサンロッカーズ渋谷の選手、スタッフ、クラブ一同もリーグ再開に向け日々の行動、練習とプロフェッショナリズムを魅せてくれた事に対し感動しました」

「今シーズンのスローガン『結(YUI)~FIGHT AS ONE~』の下、無観客試合を経験し、改めてファンの存在の大きさに気付きました。このチームで2019-20シーズンを経験できた事は私の財産であり誇りです。見えない敵に一時休止しますが、バスケットボールのパワー、人間のチカラで新型コロナウイルスが一刻も早く終息することを願い、また世界中の人々とバスケットボールを心の底から楽しめる日、会場でお会いできる日を楽しみにしております。最後に、今シーズンここまでサポートして頂いたスポンサーのみなさま、ファンのみなさま、そしてホームゲーム時のボランティアスタッフのみなさまご支援、応援ありがとうございました」