秋田ノーザンハピネッツ

白濱「これで良かったのかなと思います」

Bリーグはポストシーズンを含むすべての試合を今後は行わず、今シーズンを終了することを決断した。

秋田ノーザンハピネッツはここまで19勝22敗。すでにB1での過去最高勝利数を更新し、リーグの上位チームからも勝ち星を獲得するなど、激戦の東地区で粘り強くレギュラーシーズンを戦っていた。

無観客でリーグが再開した際には2試合が開始直前に中止となり、選手が出場を望まなかった試合もあった。指揮官の前田顕蔵は「リーグがあって、クラブがあって、僕たちがいてその周りにブースターがいる。そのバランスが保てる状況じゃないと成り立ちません」と話し、安全が担保されていない状況でのリーグ再開に疑問を感じていた。

そして、日に日に新型コロナウィルスの影響が大きくなり、結果的にシーズンが終了となったことを受けて、前田ヘッドコーチは以下のコメントを発表した。「シーズンがこのような形で終わった事は残念ではありますが、日々変わるコロナウィルスの状況を考えるとリーグの判断を尊重したいと思います。日本のバスケットボール界にとって非常に大きな出来事だと思いますが、ここから前向きに何が出来るのかを考え、フロントと共にハッピーとワクワクを届ける準備をしていきます」

また、キャプテンの白濱僚祐も「不本意な形ではありますが、今シーズンが終了しました」と、コメントを発表。選手はコートでプレーすることが仕事であり、その機会がなくなったことに対する戸惑いは隠せないが、前向きにこの結果を受け止めた。

「正直いろんな感情があり複雑な気持ちではありますが、まずは選手・ファンの皆さん1人1人の命が1番大切なのでこれで良かったのかなと思います。この先どうなるかまだ分かりませんが、今自分たちができることを精一杯やって、ファンの皆さんには少しでも笑顔に、元気になってもらいたいと思っています。一刻も早くこの事態が終息してくれることを願っています」