NBA

シーズン終了となれば球団とリーグが受ける損害は莫大に

新型コロナウィルスの世界的な大流行、そしてジャズのルディ・ゴベアを皮切りに選手へも感染が広がったことを受け、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、シーズン中断という決断を下した。

アメリカでは昨日、50人以上の人が集まるイベントの開催を今後8週間は見合わせるよう疾病対策センターからの勧告が出た。現時点ではNBA再開については何の目途もついていないが、『ESPN』は、NBAが6月中旬からのシーズン再開を検討していると伝えた。

『ESPN』によれば、再開後も試合は無観客で行われ、8月にプレーオフを実施するプランがあるという。もちろん、これを実現させるためには試合を実施する会場の手配、チームの練習を行う施設の確保など、課題は山積みだ。もし8月にプレーオフを実施するとなれば、ポストシーズンに進出する東西16チームの選手が東京オリンピックに出場できなくなる。

また、このままシーズン終了となった場合、各球団とリーグが被る損害は莫大なものになり、来シーズンのサラリーキャップ、選手の報酬にまで影響を及ぼすという。

前例のない事態だからこそ、前例のない形での対応が求められるのかもしれない。とにかく今はリーグの決定を待つしかない。