ルディ・ゴベア

「ポジティブな違いを生み出したい」

NBA選手で最初に新型コロナウィルスに感染したジャズのルディ・ゴベアが、世界的大流行となった疾病による影響を受ける関係者、関連各所に総額50万ドル(約5400万円)の寄付をすると発表した。

ゴベアは2019-20シーズン中断により、ホームアリーナのパートタイムスタッフが被る収入面の負担をサポートするために20万ドル(約2150万円)、ユタとオクラホマシティの感染者を支援するため、両都市のヘルスケアシステムに10万ドル(約1070万円)ずつ、また、母国フランスでの感染者をサポートするために10万ユーロ(約1200万円)を寄付する。

ジャズが発表した声明内で、ゴベアは次のようにコメントしている。

「新型コロナウィルスの感染者のために、世界中で絶え間なく力を尽くしている人たちには頭が下がる。特に自分にとってのコミュニティであるユタとフランス、僕を治療してくれたオクラホマ州、そしてもちろんユタ・ジャズ・ファミリーにも頭が下がる思いだ」

「たくさんの人たちが様々な影響を受けているのは分かっている。今回の寄付は、周囲への感謝、影響を受けている人への支援を表す上で微々たるものだけれど、今回の寄付をはじめ、僕は今後コロナウィルスについて学びながら、ポジティブな違いを生み出したい」

ゴベアの健康状態は良好と伝えられており、順調に回復に向かっているのだろう。感染発覚後に軽率な行動を謝罪したゴベアは、事態の収束にできる限り協力するつもりでいる。