写真=足立雅史

長谷川ヘッドコーチ「世界への挑戦の第一歩」

6月23日、五輪世界最終予選(OQT)に挑む男子日本代表が、12名の代表選手を発表した。

0 PG    田臥勇太
3 PG    辻直人
6 PG    比江島慎
8 C    太田敦也
10 C    竹内公輔
11 PG    橋本竜馬
12 SF    渡邊雄太
15 PF    竹内譲次
16 SG    松井啓十郎
25 SG    古川孝敏
34 SF    小野龍猛
42 SF    広瀬健太

発表会見に臨んだ長谷川健志ヘッドコーチの言葉は以下のとおり。

「我々は、この12名で最終予選に向かいます。私たちは長らく世界への扉を開いておりません。なかなか世界との戦いもなかった状況です。そういう中で今回、世界最終予選という戦いに臨むことにあたって、世界への挑戦の第一歩と。これをまず第一歩にして、東京、その次を目指せるような、そういう第一歩にしたいと思っています」

「そのための一番のキーワードは『超ハードワーク』です。我々が今まで経験したもっとはるか上のレベルと試合することになります。そういう中で、単なるハードワークではなくて『超ハードワーク』ができるような、そういうゲームをしたいですし、そういうメンバーでありたいと思っています」

「個人の力ですべてのゲームの中で相手を上回ることも非常に難しいものがございます。組織力、日本人の良さの組織力をしっかり生かして、そしてまた各選手のストロングポイントを十分にチームにゲームの中で発揮したい」

「やはりリオの予選ですから、単なる経験とかじゃなくて、しっかり本気で一試合一試合勝ちに行きたいと思っています。しかし、現実は世界最終予選は初めてですし、アジア勢は(世界最終予選で)過去8試合やって1勝もしておりません。ですので、何とか予選の2試合のうち1勝はして、次のセミファイナルに行って、リオにつなげていきたいと思っています」

「そのプロセスがあって初めて次が出てくるので、その一試合を本気で勝ちに行く試合をしていきたいと思っています。そのために必要な12名を選考いたしました」

チームは25日にフランスへ向け出発。最終調整を行ってセルビア入りし、7月4日にラトビアと、7月6日にチェコと対戦する。

チームキャプテンには田臥勇太が任命された。