今も『NBAの顔』であり『挑戦者』、レブロン・ジェームズ「MVPを目指してプレーしたことはない」

今も『NBAの顔』であり『挑戦者』、レブロン・ジェームズ「MVPを目指してプレーしたことはない」

2020/03/06

レブロン・ジェームズ

「このチームのMVPに、世界で一番の選手に」

2月の月間MVPを受賞したレイカーズのレブロン・ジェームズは、16年のNBAキャリアでレギュラーシーズンMVPを4度受賞している。

4度のMVP受賞は、ウィルト・チェンバレンと並び史上4位。マイケル・ジョーダンとビル・ラッセルが5回、カリーム・アブドゥル・ジャバーは6回受賞している。今シーズンにレブロンが受賞すれば、1998-99シーズンのカール・マローン以来最年長での受賞となる。

それでも彼は「シーズンMVPを目指してプレーしたことはない」と語る。「このチームのMVPになりたい、世界で一番の選手になりたい、という気持ちで毎シーズンの開幕を迎えている。試合への準備を怠らず、ケアを続けた日々の結果として、MVPを受賞できただけなんだ」

真摯にバスケットに取り組む日々の姿勢が、レブロンが活躍し続けられる唯一の理由だ。レイカーズのヘッドコーチ、フランク・ボーゲルは「レブロンがチームのためにしている仕事は他の誰にもできない」と称賛する。

「シーズンを通して素晴らしいパフォーマンスをしている選手はレブロンだけじゃないが、それでもレブロンのやっている仕事は信じられないぐらい大きい。彼は攻守の要であり、ディフェンスIQも高い。パワーと身体能力、得点能力で試合にインパクトを与えることができ、アシストでもリーグトップだ。一番重要なのは、彼がチームを勝利に導くということだ」

もっとも、レブロンがシーズンMVPを受賞したのはヒート時代の2012-13シーズンが最後。その後はケビン・デュラント、ステフ・カリーが2年連続、ラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデン、ヤニス・アデトクンボと続いている。

今シーズンのMVP争いは、現状でバックスのヤニス・アデトクンボが頭一つリードしていると見ていいだろう。マーベリックスの若きエース、ルカ・ドンチッチとレブロンがそれに続き、ジェームズ・ハーデンやカワイ・レナードが追うといった状況だ。ちなみにレブロン自身はアデトクンボがMVPに相応しいと考えている。

この1週間でジャ・モラントとザイオン・ウイリアムソンという規格外のルーキーの挑戦を受けたレブロンは、明日のバックス戦で今シーズンのMVPを争うアデトクンボと対戦する。来週にはクリッパーズとのLA決戦、ロケッツ戦にナゲッツ戦と西カンファレンスの上位対決が続く。

ザイオンとのマッチアップを終えた後に「年齢はただの数字で、相手が若いからと考えたりはしない」と語ったように、向かってくる敵は倒すのみ。今のNBAで最も実績のある選手として、レブロンは毎日のように挑戦を受ける立場だが、彼自身は今もなお挑戦者であり続けている。

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