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NBA制覇を果たすもGMは「完璧なチームではなかった」

ウォリアーズとの歴史的なファイナルを制し、球団史上初優勝を果たしたキャバリアーズ。クリーブランドの街はまだその余韻にひたっているが、キャブスのフロントはすでに来シーズンに向けたチーム作りに着手している。

キャブズGMのデイビッド・グリフィンは、「このチームは、ウォリアーズと戦う上で完璧なチームではなかった。それは私のミスだ」と語った。

ファイナル終盤にディフェンスでチームに貢献したリチャード・ジェファーソンが優勝後に現役引退を表明したため、このままではウィングが手薄になってしまう。この部分はすぐにでも補強をしておく必要がある。

また、ウォリアーズと比較すると選手層の厚さも不十分。昨年とは違い、今回のファイナルではチーム全体のコンディションがうまく維持でき、ケガ人がいない状態で戦うことができた。ウォリアーズが満身創痍だったのとは対照的だった。だが、これはGMとしては看過できない。新シーズンに向け、選手層強化もまた一つの課題となる。

『Real GM』によれば、他チームからケビン・ラブのトレード案を持ちかけられた場合、キャブズは検討する姿勢とのこと。

ラブは、ファイナル第2戦で脳震盪を起こし、それ以降の試合では本来のパフォーマンスを発揮できなかった。第7戦では9得点14リバウンドの活躍で、大一番で優勝に貢献したが、レギュラーシーズンを含めた総合的な評価は決して高くない。

ディフェンス面での貢献はさほど期待できないし、精神的に弱いという評価もある。レブロン・ジェームズ、カイリー・アービングとのビッグ3でも、序列は一番下だ。

優勝を決めた直後にもかかわらず、早くも主力ラブ放出の噂が出始めた。果たしてキャブズは、ビッグ3を解体するのだろうか。GMグリフィンの決断に注目が集まる。

スタッツは昨シーズンとほとんど変わらないが、コート上での影響力が低下していると見なされている。どこでプレーするにせよ、低評価を払拭するのが来シーズンの目標となる。