クリス・ポール

「相手にやられたって構わない。それが経験になる」

ベテランのクリス・ポールは、若手の有望株を抱えるサンダーで司令塔、そして『メンター』としてチームを支えている。そんな彼が目をかけている選手は、2年目のシェイ・ギルジャス・アレクサンダーだ。

ギルジャス・アレクサンダーは1年目からクリッパーズで先発を任され、サンダーにトレードされてからもチームの主力として期待され、今シーズンは全試合で先発に起用されている。

ポールは、そんなギルジャス・アレクサンダーに、頻繁に同じアドバイスをしていることを『Bleacher Report』とのインタビューで明かした。

その助言とは、対戦相手のベストガードとマッチアップすること。その理由はポール自身が若手だった当時、アレン・アイバーソン、ギルバート・アリーナスらとの対戦で得たものが多かったからだという。

「シェイには頻繁に『俺はアイバーソンやギルとマッチアップしないといけなかったんだ』と話している。相手にやられたって構わない。それが経験になるんだからね。そういうことを彼には伝えているよ。それに相手チームの名のあるガードとマッチアップしても、シェイが抑えられるとは思わない」

ギルジャス・アレクサンダーは今シーズン59試合に出場し、平均19.4得点、6.3リバウンド、3.3アシストを記録。先月のティンバーウルブズ戦では20得点20リバウンド10アシストというモンスター級のトリプル・ダブルを達成したばかりで、サンダーが37勝22敗で西カンファレンス5位をキープし、トップ4も狙える位置にいられるのは、ギルジャス・アレクサンダーの活躍によるところが大きい。

ポールは、チームに落ち着きを与えるだけでなく、ギルジャス・アレクサンダーら若手の成長にも一役買っている。