栗原貴宏

「自分に出来ることに全力を注いで戦っていく」

山形ワイヴァンズは今日、宇都宮ブレックスのスモールフォワード、栗原貴宏を期限付移籍で獲得したことを発表した。

栗原は日本大学から川崎ブレイブサンダースに加入し、Bリーグでも2シーズンを過ごした。バスケットIQが高く、勝負どころで力を発揮できるベテランとして存在感を見せていたが、2018年夏に宇都宮への移籍を決断。東芝の社員選手からプロになったことで意識が変わり、「環境を変えることが良い刺激になる」という思いが決め手となった。

宇都宮の1年目は開幕当初こそ先発を任されたものの、ケガでシーズン後半はほとんどプレーできず。今シーズンも出場機会がなかった。2部でプレーするのは栗原にとって初めての経験となるが、出場機会にこだわっての移籍だろう。

山形からのリリースで栗原は「プレーする機会を与えてくださいました山形ワイヴァンズの皆さんに感謝しております。チームのためになる事、自分に出来る事に全力を注いで残りのシーズンを戦っていきます」とコメントしている。

山形はここまで7勝38敗、B2の全18チームで最下位と低迷しており、現在は14連敗中。それでも連敗中も5試合は1桁得点差での敗戦で、前節はB2上位の群馬クレインサンダーズを相手に4点差、5点差。第4クォーター残り1分まで競ることはできており、栗原の経験と主にディフェンス面での勝負強さはチームに大きなプラスとなりそうだ。

山形は同じく新外国籍選手としてマイク・ベルの加入も発表している。