10試合で見えたドラフト全体1位ルーキー、ザイオン・ウィリアムソンの実力

10試合で見えたドラフト全体1位ルーキー、ザイオン・ウィリアムソンの実力

2020/02/20

ザイオン・ウィリアムソン

限られた出場時間で平均22.1得点

2019年ドラフト全体1位のペリカンズ、ザイオン・ウィリアムソンがデビューを果たしてから10試合が経過した。『The Athletic』はこの10試合から見えてきたザイオンの長所と短所を挙げ、スーパールーキーを分析している。

ザイオンの特徴が最も現れているのがポストプレーだ。ヘッドコーチのアルヴィン・ジェントリーは、ブランドン・イングラムやドリュー・ホリデーを中心にペイント外でオフェンスを組み立てていたが、ザイオンが出場してからは伝統のポストプレーを多用するようになった。飛び抜けたパワーとスピードを生かし、ポストプレーで得点を量産している。

そして、ザイオンの突出したパワーにも注目せざるを得ない。ケガのためオフシーズンの強化プログラムやウェイトトレーニングができなかったにもかかわらず、リーグで最もパワーのある選手の1人に挙げられる。自分よりサイズの大きいセンターを相手にしても、たやすくポジションを奪うことができる。バックスとの対戦ではリバウンドを取ったヤニス・アデトクンボからボールを奪い返した。

パワーやスピードなどザイオンの非凡な身体能力ばかりに目が行くが、バスケットボールIQの高さも忘れてはいけない。ザイオンは自分がダブルチームで守られたときに、オープンになっているチームメートを見つけてパスすることができる。出場10試合で22アシストを記録しているが、そのうち12は直近の4試合で挙げたもの。試合に出て経験を積めば、チームメートとのコンビネーションにも更に磨きがかかるだろう。

一方で、出場した10試合から課題も見えてきた。ザイオンはボールハンドリングのミスからのターンオーバーが多い。速攻やトップ・オブ・ザ・キーでボールを持ったときに迷い、ドリブルでミスが出て相手にボールを渡してしまうことがあった。開幕戦では好調だった3ポイントシュート、そして65%と低いフリースロー成功率も対策が必要だ。

それでも、ザイオンは3ポイントシュートとフリースローに苦手意識はなく、結果が出ていなくても試合中にトライし続けているため、練習を積めば改善されると思われる。

限られた出場時間で平均22.1得点を記録しているように、ザイオンの攻撃が効果的であることは証明されている。ヘッドコーチのジェントリーからも、試合の要所でもっとザイオンにボールを集めるよう指示が出ている。

レギュラーシーズンは残り27試合。チームケミストリーがより向上していけば、ザイオンの破壊力もそれに比例して増すはずだ。

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