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オフェンスの選択肢が多くアシストが伸びる結果に

今シーズンからセブンティシクサーズでプレーしているJJ・レディック。彼の名を聞いてすぐに浮かぶイメージは『シューター』として得点を稼ぐ姿であり、『パサー』の印象は薄いのではないだろうか。

そのレディックがシクサーズでは、ベン・シモンズ(7.6)、TJ・マッコネル(5.3)に次いで現在チーム3位となる平均3.9アシストを記録。周囲を驚かせるこのスタッツの変化について、レディックは『Philly.com』の取材に答えている。

レディックは「僕のプレー自体は昔から変わらない」として、マジック時代を例に挙げた。「マジックでの最後の3年間では、クリッパーズ時代より高いアシスト率を残していたと思うよ。これはクリッパーズのオフェンススタイルも影響しているんだと思う」

クリッパーズでの役割は、成功率の高い3ポイントシュートを決めること、その脅威を示すことで相手ディフェンスを広げることだった。リーグNo.1ポイントガードのクリス・ポールがいてパサーの役割はさほど必要とされず、わずか1.6アシストしか記録していない。

レディックは言う。「突然優れたパサーになったなんて考えてもらいたくない。僕はいつだって良いパサーだった。ちょっとした違いがあるとすれば、シクサーズではパスの選択肢が多いということかな」

インサイドで強さを発揮するジョエル・エンビード、ダリオ・サリッチに加え、ベン・シモンズもポイントガードらしからぬペイントエリアでの得点力を備えている。このように攻撃オプションが豊富なため、レディックはプレーの展開に応じてシューターとしてだけでなく、つなぎ役にもなれる。とはいえ、あらためて彼に注目が集まるのは、チームが好成績を残しているからに他ならない。