アンドリュー・ウィギンズ

「大事なのはフィットするかどうか」

ウォリアーズは、今年のトレードデッドラインまでにディアンジェロ・ラッセルをティンバーウルブズにトレードし、見返りとして2014年のドラフト全体1位指名選手、アンドリュー・ウィギンズを獲得した。

ラッセルは、ウォリアーズで33試合に出場。32分のプレータイムで23.6得点はキャリアハイの数字だったが、彼が出場した試合は8勝25敗と大きく負け越すなど、チームにフィットしていたかは微妙だった。

ウォリアーズのヘッドコーチ、スティーブ・カーはウィギンズの獲得について2月7日の練習後に、こうコメントした。

「大事なのはフィットするかどうかで、アンドリューならきっとフィットすると判断した。チームに欠けている部分を埋めてくれるとね。ケビン・デュラント、アンドレ・イグダーラ、ショーン・リビングストンが退団し、ウィングの選手がいない。今はクレイ(トンプソン)はケガで離脱していて、アンドリューがプレーできるポジションが空いている」

「これからは、ドレイモンド(グリーン)、ステフ(カリー)、クレイという3人のオールスターと一緒に、今までと異なるポジションでやってもらう。彼らとのプレーを気に入ってもらえると思う」

ウィギンズは、今シーズン平均22.4得点、5.2リバウンド、3.7アシストを記録。スコアリングに関する才能は疑いようがないものの、ディフェンスの評価は低い。カーは期待を込めて「フィットする」と語ったが、今シーズンの年俸は2750万ドル(約30億円)、来シーズンは2950万ドル(約32億円)と高額で、もしウォリアーズの要求に攻守で応えられなければ、再びトレードされる可能性もある。

ウィギンズにとっても、ウォリアーズの一員としてプレーするレギュラーシーズン後半戦は、今後を左右する勝負になる。