新人の域を超えるプレーを続けるベン・シモンズが『空白の1年』を振り返る「キャリアは長い、焦る必要なんてなかった」

2017/11/09
NBA&海外
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写真=Getty Images

1年遅れのデビューで、ルーキーの記録を次々と塗り替える

セブンティシクサーズのベン・シモンズが、『救世主』の名に相応しい大活躍を続けている。

オスカー・ロバートソン以来NBA史上2人目となる、デビューからの9試合でトリプル・ダブルを2回も成し遂げたシモンズは、『Basketball Reference』によれば、1983-84シーズンから現在まで、開幕からの10試合でNBA史上初となる合計170得点100リバウンド80アシスト超え(178得点101リバウンド80アシスト)を達成した選手になった。

シクサーズを低迷期から救う『救世主』と期待されたシモンズだが、昨シーズンは我慢の1年となった。トレーニングキャンプ最終日に足を骨折して手術を受けた後、シクサーズは万全を期すためシモンズのシーズン全試合欠場を決定。デビューが1年先送りされたシモンズは、足を完治させるとともに、すぐさまNBAに対応できるだけの準備を整えることに専念した。

『空白の1年』についてシモンズは『USA Today』にこう語った。「時間がかかるのは分かっていた。本来の自分に戻るのにもそうだし、より良い選手になるためには時間が必要だった。僕の目標は史上最高の選手の一人になること。長いキャリアを送るのだから、焦る必要なんてなかった」

シモンズは、昨シーズンを通じてベンチから試合を見て学んだことが現在にプラスに働いていると言う。「コートに立つだけではなくて、コート全体を見渡して試合について学ぶことができた。その経験が自分にとってアドバンテージになったし、これから生きてくると思う」

実戦経験に勝るものはないかもしれないが、試合を注意深く観察し、NBAレベルに必要なものを吸収することもまた、選手としての成長を助けてくれる。シモンズのパフォーマンスを見ていると、ケガで棒に振った時期も『たかが1年』と思えてしまう。まさに、末恐ろしいルーキーが登場した。