文=丸山素行 写真=丸山素行

ボックスアウトの徹底で弱点の克服を狙う

男子日本代表は11月6日から8日にかけ強化合宿を開催。今日の練習の一部がメディアに公開された。

篠山竜青と田中大貴がリーグ戦でのケガにより不参加、比江島慎と小野龍猛がコンディションの都合もあり別メニューでの調整となったが、前節のBリーグで戦線復帰を果たした古川孝敏が元気な姿を見せた

公開された練習は主にディフェンス、特にリバウンドへの意識を高める内容。ヘッドコーチのフリオ・ラマスは「ディフェンスをしてリバウンドを取らないと勝てないぞ」と檄を飛ばし、選手たちはハードなスケジュールながらも強度の高い練習に汗を流した。

ラマスコーチは「選手たちは気持ちを込めてやってくれています。このキャンプを利用してフィリピン戦に向けてのゲームシステムをすべてやって、熟知した上で最終準備をしていきたい」と今回の合宿の意図を説明した。

リバウンドに重きを置いた練習については「リバウンドは弱点なので、すべての練習メニューにボックスアウトドリル、リバウンドにフォーカスした練習をしています。5人がリバウンドを取りにいくこと。とにかく1個でも多くのボールを取るようにという意識です」と説明した。

いよいよオリンピックへと続くワールドカップアジア1次予選がスタートする。すでに11月24日、ホームの駒沢体育館で行われるフィリピン戦はソールドアウトと注目度の高さがうかがえる。

代表は今後来週の第11次強化合宿、そして直前合宿を経てフィリピン戦を迎える。タフなスケジュールが続くが最大限の準備をして本番に臨んでほしい。