来週デビューのザイオンとの共演に期待が高まる
1月16日のペリカンズvsジャズはオーバータイムにもつれ込む接戦となったが、ブランドン・イングラムがキャリアハイの49得点で牽引したペリカンズが138-132で勝利。ジャズの連勝を10で止めた。
第4クォーター終了間際、イングラムがクラッチシュートを決めて122-121とペリカンズが逆転し、これで決着と思われた。残り0.2秒、アリウープをする時間もなくタップで押し込むのさえ防げばいい状況、ルディ・ゴベアの高さを意識しすぎたジャクソン・ヘイズが痛恨のファウルを犯してしまう。このフリースローをゴベアが1本決め、試合は122-122でオーバータイムへと突入した。
28勝12敗で10連勝中のジャズと、15勝26敗と大きく負け越すペリカンズの対戦であり、勝利を確信したところからの延長戦ということで、もうペリカンズに戦う力は残っていないように思えたが、オーバータイム残り1分19秒でイングラムのジャンプシュートを止めに行ったゴベアがファウルアウトになったことで、ペリカンズに流れが傾いた。
果敢に攻める姿勢を最後まで貫いたイングラムは、オーバータイムにフリースローだけで5得点を挙げてペリカンズを138-132の勝利へと導き、観客からMVPコールを浴びた。
試合後のインタビューでイングラムは「チームメート全員が集中していた」と勝因を語る。
キャリアハイの49得点を挙げたことについては「チームメートのおかげで自信を持ってプレーできた」と仲間に感謝するとともに、「母親には50得点取ると約束していたから、怒らてるかもしれない」とジョークを飛ばした。
レイカーズから加入したイングラムは、今シーズン平均25.1得点、6.8リバウンド、4.2アシストと本領を発揮。絶好調のジャズを相手にクラッチプレーを連発したことで、エースの役割も見事に果たした。ペリカンズでは来週22日のスパーズ戦でドラフト1巡目1位指名のザイオン・ウイリアムソンがNBAデビューする予定。イングラムとザイオンががどんなコンビネーションを見せてくれるのか、非常に楽しみだ。