ロンゾ・ボール

「彼はオーストラリアで成長している」

オーストラリアのNBL、イラワラ・ホークスでプレーしているラメロ・ボールは、ペリカンズのロンゾ・ボールを輩出したボール一家の三男で、2020年のNBAドラフト上位候補として注目されている。

NBLでもリーグ史上最年少でトリプル・ダブルを達成するなど、すでに高い評価を得ている弟の実力について、『NY Post』が長男のロンゾに聞いた。

ニューヨークのメディアだけに当然ニックスの救世主になれるか、という方向に話を持っていったのだが、ロンゾは「どの球団だろうと、全体1位指名権を獲得する球団が弟を指名するだろうね」と、ラメロについて語った。

「弟は15歳の時からスポットライトを浴びている。それにこれから弟が経験することは、すべて自分が体験済みだから、俺を頼りにしてくれてもいいね」

再建が進まないニックスにとって理想的な選手かどうかを聞かれたロンゾは、「もちろん」と返答。そして、ラメロが全体1位指名に相応しい理由についても、次のように述べた。

「海外での実績、高校時代の実績も考えれば全体1位指名はフェアなチョイスだと思う。彼はオーストラリアで成長しているよ。向こうのリーグは非常にレベルが高いしね。だから、こっちでも同じ結果になると思う。人によるだろうけれど、NBAでも最初の試合から活躍するところが見たい」

ラメロは、以前から2017年のドラフト全体2位でレイカーズから指名されたロンゾより才能があると評価されている。三男が全体1位指名を受け、父ラバー・ボールが男泣きする瞬間が見られるかどうか、気の早い話だが今年のドラフトが俄然楽しみになってきた。