スプラッシュブラザーズ不在のNBA、3ポイントシュートを武器に勝ち続けるのはウォリアーズではなくジャズ
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スプラッシュブラザーズ不在のNBA、3ポイントシュートを武器に勝ち続けるのはウォリアーズではなくジャズ

2020/01/11

ジャズ

補強と育成の両輪が成果を出して急浮上

ジャズの好調ぶりが目立っている。1月8日のニックス戦、元ニックスのエマニュエル・ムディエイが20得点を挙げるなど128-104と大勝し、7連勝を飾った。

NBAではもう何年も、3ポイントシュートを武器にウォリアーズがトップに君臨していた。だが今はステフィン・カリーとクレイ・トンプソンの『スプラッシュブラザーズ』が揃って戦線離脱中で、チームも下位に沈んでいる。そのウォリアーズと入れ替わる形でジャズが3ポイントシュートを武器として、直近の13試合で12勝を挙げて注目を集めている。

ジャズの現在のロスターには3ポイントシュート成功率トップ30位に入っている選手が4人いる。ジョージ・ニアン、ロイス・オニール、ボーヤン・ボグダノビッチとジョー・イングルズだ。チームとしての成功率は39%でリーグトップ。個人の成功率の目安とされる40%に近い数字をチームとして残している。

ジャズは今シーズン、補強と育成によって有能なシューターを揃えた。きっかけは昨シーズンのプレーオフでロケッツに敗れたことだ。ディフェンスは機能していたが、とにかくシュートが決まらなかった。球団はポジションを問わずにシューターを育成、補強することを決断。開幕前にマイク・コンリーやボグダノビッチ、シーズン途中でジョーダン・クラークソンを補強した。

補強だけでなく育成にも力を入れてきた。オニールとニアンはその成功例だ。2人は外国でのプレーや解雇など苦しい経験を積みながらも、ドラフト外でチームへ加入。Gリーグで経験を積み、今シーズン残りの保証付き契約を結んだ。

シューター育成の一環としてチームが導入しているのが『ストックトンドリル』だ。この練習はシュート力とスタミナ向上を目的としている。利き手とは反対の手でドリブルしながら全速力でコートの反対側まで走りレイアップ、これを30秒間で6回決めるまで継続する。ドリブルの回数は3回までしか許されていない。足に疲労が来ていてもシュートの精度を落とさないようにするためのトレーニングだ。

球団の描いたプランどおりのチームへと変貌したジャズ。現在25勝12敗で西カンファレンス5位につけており、プレーオフへ進出する可能性は高い。もともとディフェンスには定評があるだけに、爆発的なシュート力が加わった今のジャズはどのチームにとっても驚異になりそうだ。

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