「俺はみんなにとってお気に入りの選手」
過去にシックスマン賞を3度も受賞しているクリッパーズのルー・ウィリアムズ。1月5日にホームで行われたニックス戦でも、131-128で迎えた第4クォーター終盤に勝負を決めるフローターを含め、ベンチから32得点を記録して勝利に貢献した。
この試合でウィリアムズは、ベンチから200試合で20得点超え達成というNBA記録も静かに樹立。セカンドユニットの選手という表現が相応しくないほどのスコアラーなのだが、彼にはNBA選手の間で浸透しているニックネームがある。それは、『アンダーグラウンドGOAT』。『GOAT』とは、『Greatest Of All Time』の略で、史上最高という意味だ。
ニックス戦後、メディアは本人にこのニックネームの意味を尋ねた。するとウィリアムズは、分かりやすい表現で説明してくれた。
「俺は、スーパースターに次ぐGOAT。みんなにとってお気に入りの選手。そんな感じの意味さ」
この日は相棒のモントレズ・ハレルもベンチからキャリアハイに並ぶ34得点、そしてスターターのポール・ジョージも32得点をマークし、1試合で3選手が30得点超えを果たした球団史上初のケースが誕生した。
今シーズンもチーム3位の平均19.6得点を記録しているウィリアムズは、チームメートのジョージやカワイ・レナード、もしくはレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ケビン・デュラントといった現代のスーパースターほどの地名度はないかもしれないが、リーグ内の誰もが認める『GOAT』の一人であることは間違いない。