ライアン・ロシター

「シンプルだけど便利な機能だ」と満足気

「LG デュアルスクリーン」を使う画期的なスマホ『LG G8X ThinQ』の発売に合わせて、『バスケットLIVE』では2画面を同時に使う機能を搭載した。この新たな観戦スタイルを、宇都宮ブレックスのライアン・ロシター選手に実際に体験してもらった。

興味深そうに『LG G8X ThinQ』に触れたロシター選手は、最大5試合を同時にチェックできる機能が気に入った様子。「僕はできるなら全部の試合をチェックしたい。自分の見ている試合が終盤になって競っていたりるすと、タイムアウトが多くなってなかなかプレーが進まなくなる。その間にすぐ違う試合をチェックできるし、だからと言ってメインの試合の続きを見逃すこともない。この機能はすぐにでも使いたいね」

試合を見ながらリアルタイムでスタッツを確認できる機能も「便利だよね」とロシター選手は微笑む。「パソコンで見ていても、スタッツが気になれば違うタブをクリックして切り替えて、また戻ってと操作しなければならない。シンプルだけど便利な機能だよ」

ライアン・ロシター

「ただ楽しんでBリーグの試合を見るのは難しい」

ロシター選手はかなりのバスケ中毒だそうで、「いつも試合を見ている」と語る。「自分たちがナイトゲームであれば昼間にやっている別の試合を見ているし、逆に試合が早く終わったら別の試合を見ている。試合後のケアを受けている時とか、時間を見つけては他の試合をよくチェックしているよ」

とはいえ、仕事であるバスケを100%エンジョイするのは難しい。「NBAとかアメリカのカレッジバスケットボールは楽しんで見ることができるけど、Bリーグとなると対戦相手としての意識がどうしても出てきてしまって、自分が対戦するならどんな攻め方、どんな守り方をするかをイメージしながら見てしまう」

それでは、Bリーグの試合をリラックスして見る機会はないのかと問うと、仲間とのおしゃべり込みならある、とロシター選手は言う。「いつもジェフ・ギブス選手とはいろんな試合の話をする。彼から『あの試合のこのプレーを見たか』と言われたり、自分がそうした気になるプレーを彼に見せたり。ただ楽しんでBリーグの試合を見るのは難しいけど、そういうことはやるね」

ちなみに、全国のソフトバンクショップでは『バスケットLIVE』の2画面を活用した新機能を体験することができるが、その店頭用POPに登場しているのがロシター選手だ。ジャンプシュートを放つ自分の写真を満足そうに見つめた後、自分にかかっている相手選手の手に注目して「これはファウルだよね?」とジョークを飛ばす。そのデザインは是非店頭で確認してもらいたい。

ライアン・ロシター

「小さなスクリーンでも伝わるビッグなプレーを」

スマホは家族や友達とメッセージをやり取りしたり、SNSを使ったりと、毎日かなり使う派のロシター選手。先日、日本国籍を取得したが、スマホの言語設定は「英語のまま」とのこと。日本語の習得に熱心ではあっても、息抜きのためのスマホを日本語に設定すれば「そうするとスマホに触らなくなっちゃうかもしれない(笑)」とのこと。

日本国籍を取得したことで、行動や意識に変化はあるのだろうか。「僕自身が特に何か変わるということはない」とロシター選手は言う。

「日本に来た最初の時から、僕はできるだけ周りを見て、日本とアメリカの文化の違いを観察しながら、日本のスタイルを学んで取り入れようとしてきた。電車では電話をしちゃいけないとか、車が来ていなくても赤信号だったら渡らないとか。アメリカでは車が来ていなかったら信号に関係なく横断歩道を渡るんだけど、日本ではみんな信号を守る。それを見習って僕も日本人っぽくやろうとしてきた。だから、今このタイミングで何かが変わることはない」

だが、彼自身は変わらなくても、周囲の見る目は変わって来る。日本代表入りも期待されるようになり、宇都宮ブレックスのファンかどうかにかかわらず、ロシター選手に注がれる視線は今まで以上に熱を帯びるはずだ。会場に来なくても、画面を通してロシター選手に注目する人はずっと増えるに違いない。

「遠くにいる人とか、会場に足を運べない理由があっても、スマホを通して僕たちの試合を見てくれるのは本当にありがたい。他にもたくさんの試合がある中から僕たちの試合を選んでくれるのは、ブレックスのバスケットのスタイル、いつも最後まであきらめずにハードにプレーする姿を気に入ってくれたからだと思うから。遠くからでも、これからも応援してほしい。小さなスクリーンでも伝わるビッグなプレーを僕はしていきたい」

見た目はクールだが、誰よりも熱いスピリッツを持つロシター選手の活躍に今後も期待したい。

ライアン・ロシター