「べバリーは周りを走り回っているだけ」
11月13日、オフに大型補強をしたクリッパーズとロケッツが今シーズン初対戦し、47得点を記録したジェームズ・ハーデンの活躍もあり、102-93でロケッツが勝利した。
ハーデンはパトリック・べバリーの執拗なディフェンスにも動じず、13本中7本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール26本中12本を成功させ、チームを5連勝に導いた。
試合後、積極的な守備を高く評価されているべバリーについて、ラッセル・ウェストブルックが言及。「パット・べバリーは、ディフェンスしているように見せかけているだけ」と語り、「アイツのプレーはガードじゃなくて、周りを走り回っているだけ。何もしていない。騒ごうが、(ハーデンは)47得点を記録した」と、続けた。
両者の間には『因縁』がある。2013年のプレーオフ・ファーストラウンドでサンダーとロケッツが対戦した時、ウェストブルックは、当時ロケッツの選手だったべバリーと衝突して右膝の半月板を損傷。それ以降の対戦で、2人は試合中に言い合いになる場面が頻繁に見られている。
ウェストブルックのコメントに関して聞かれたべバリーは「どうだっていい」と、まともに答えなかったが、彼らが現在所属するチームは共に優勝候補に挙げられている強豪だけに、今後の対戦でもプレーオフさながらにヒートアップするだろう。
ウェストブルックは「アイツはハードにプレーする選手。それは良いことだけれど、判断力に優れているわけではない。たまに良い守備をするけれど、今日はジェームズが上手く対応し、やりたいようにプレーしていた」と、最後までべバリーを挑発した。
両チームは、来週の22日にロサンゼルスで対戦する。ウェストブルックとべバリーの遭遇は、刺激的なものになりそうだ。