東北アーリーカップ、B2東地区をリードする秋田ノーザンハピネッツが前評判どおりの強さを見せて岩手ビッグブルズを一蹴

2017/09/10
Bリーグ&国内
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写真=B.LEAGUE

田口成浩や白濱僚祐など5人が2桁得点を挙げる完勝

東北アーリーカップは昨日、2日目が行われた。準決勝の秋田ノーザンハピネッツvs岩手ビッグブルズでは、第1クォーターから29得点を奪う爆発力を見せた秋田が96-49と圧勝している。

前日に青森ワッツとの接戦を制した岩手。秋田からこの夏に加入した藤江建典と菅澤紀行を中心にゲームを組み立てるが、抵抗できたのは最初の数分間だけ。谷口大智のコーナースリーを皮切りに11-0のランを浴びてあっという間に10点差を付けられてしまう。谷口はゴール下でのスピンムーブ、また終盤にもオープンのチャンスを逃さず2本の3ポイントシュートを決めて第1クォーターだけで13得点を荒稼ぎ。チームを勢いに乗せた。

その後も安藤誓哉に代わる形で入ったポイントガードの徳永林太郎がゲームをコントロール、シュートセレクションが良く高確率で得点を重ねた秋田が終始主導権を握って12選手が全員得点を記録。田口成浩や白濱僚祐など5人が2桁得点を挙げる完璧な勝利を飾った。

特に目立ったのは福島ファイヤーボンズから加入したナイジェル・スパイクス。センターで先発出場すると7本中6本(85.7%)と高確率でシュートを決め、10リバウンドと合わせてダブル・ダブルを記録。決めたシュートのうち4つがダンクと、『走れるビッグマン』として猛威を振るった。昨シーズンは外国籍選手の働きがイマイチだっただけに、総入れ替えした外国籍選手3人のうちB2経験のあるスパイクスには期待がかかる。

スパイクスは4本のダンクを決める強烈なインパクト

岩手は攻守両面で積極的にプレーしたが、クオリティの部分で秋田に後れを取った印象は否めない。積極的にプレスをかけるもボールホルダーに集中しすぎ、パスをさばかれて振り回された。また速攻に直結するターンオーバーが多く、攻めでも積極性が裏目に出る形に。

逆に秋田は勢い任せではなく、冷静に試合を運ぶバスケIQの高さも目立った。相手の攻めに落ち着いて対応、24ものターンオーバーを誘い、イージーシュートの機会をきっちり作り出してはリードを広げていった。今シーズンから指揮を執るペップ・クラロスは「今日のチームは私たちが目指しているスタイルのディフェンスとオフェンスが形となって表れてきた。チームがチームとして考えてプレーし始めている」と手応えを語っている。

東北アーリーカップは今日が最終日、13時から3位決定戦の仙台ERSと岩手が、そして16時からホストチームの山形ワイヴァンズと秋田が対戦する。新シーズンのB2東地区は東北6チームでの戦い。秋田の『1強体制』になるのではないかとの予想を裏付ける結果となるか、あるいは昨日、劇的な決勝ブザービーターで仙台を撃破した山形が意地を見せるか。注目の一戦となる。