写真=古後登志夫

Wリーグの新シーズンは1カ月後の『10月7日』開幕!

Wリーグは今日、2017-18シーズンの公式戦全試合をインターネット放送『W-TV』にて無料LIVE配信することを発表した。LIVE配信だけでなくVOD(ビデオ・オン・デマンド)配信も用意され、翌シーズン開幕までの期間はいつでも視聴できる。

なんとサービスはすべて無料。アカウントの作成は必要だが、パソコン、タブレット、スマホでの視聴が可能となる。

Wリーグは『女王』JX-ENEOSサンフラワーズが現在9連覇中。世界に躍進する日本代表の主力である吉田亜沙美、大崎佑圭、渡嘉敷来夢を擁する盤石の体制で10連覇を目指す。

しかし、ライバルも負けてはいない。昨シーズンにファイナル進出を果たしたトヨタ自動車アンテロープスは長岡萌映子、三好南穂、馬瓜エブリンといった超大型補強でJX-ENEOSに劣らぬロスターを完成させ、10連覇阻止に意気込む。JX-ENEOSとトヨタの2を軸に、富士通レッドウェーブやシャンソンVマジック、デンソーアイリスが絡んでシーズンは展開していくだろう。

ホームアリーナが明確に定められているBリーグと比べて、Wリーグでは地方遠征が多く、ファンにとってはシーズンを通しての試合観戦が難しい状況にある。それだけに無料で全試合をネット観戦できるのは朗報だ。

この夏、各カテゴリーの日本代表が健闘した。代表選手たちの活躍をLIVE配信で追うことができるのもうれしい。アジアカップのベスト5に選ばれたA代表の藤岡麻菜美(JX-ENEOS)を筆頭に、ユニバ代表で司令塔を務めた安間志織(トヨタ)やエースの林咲希(JX-ENEOS)、そしてワールドカップで躍進したU-19代表で攻守の中心となった馬瓜ステファニー(トヨタ)といった、東京オリンピックを目指す若い選手がWリーグで切磋琢磨する姿を見ることができる。

Wリーグの新シーズンは2017年10月7日、山梨の小瀬スポーツ公園体育館で行われる山梨クィーンビーズとJX-ENEOSサンフラワーズの試合で幕を開ける。