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トレード要求の後、レブロンとは「話をしていない」

キャバリアーズからセルティックスへのトレードが決まったカイリー・アービングが、ホームアリーナのTDガーデンで入団会見を行った。

NBAデビューから現在までを過ごしたキャブズを離れることについて、「大変な決断だけど、自分自身の可能性を高めるためにやらなきゃいけなかった」とカイリーは語る。「コートで自分のポテンシャルを最大限に発揮する、その時が待ち切れない。今回の移籍は正しい決断だと思っているし、適切なタイミングでセルティックスが話を持ってきてくれた。ここにいることができてうれしいし、感謝しているよ」

トレード希望をキャブズのフロントに伝えた後、レブロンとは「話をしていない」とカイリーは正直に明かした。それでも、2人の関係は変わらないと信じている。

「彼からどれだけ多くのことを学んだか、そのことを伝えなければ僕は嘘つきになってしまう。偉大な選手と一緒にプレーする貴重な機会を僕は得たし、それはすごいことだった。僕は今こうしてここに座っているわけだけど、クリーブランドの人々やオハイオ、そしてあの特別なチームに僕を招き入れてくれたレブロンには非常に感謝している。3度のNBAファイナルを始めとする様々な思い出。兄弟みたいな間柄は今後も変わらないだろう」

もちろん、感謝する相手はレブロンだけではない。「バスケットボール選手とは別の部分で、僕という人間の重要な部分はクリーブランドで作られたと思っている。そして25歳の成熟した人間として、僕は次のステップを踏み出すんだ。もちろん、バスケットボール選手としてもベストになるためにね」

11番のジャージーを着た姿もお披露目。『より大きな責任』を背負ったカイリー・アービングが新たな一歩を踏み出した。