名実ともにニックスのエースとして臨む3年目
ニックスの顔として期待されるクリスタプス・ポルジンギスが、2017-18シーズンの目標にキャリア初のオールスターゲーム出場を掲げた。現在ラトビア代表として今月末から始まる欧州選手権に向けた準備を進めているポルジンギスは、Instagramに「今シーズンはオールスターに選出されている姿を想像している」と投稿。
カーメロ・アンソニーの去就は不透明なままだが、ポルジンギスと衝突した前球団社長のフィル・ジャクソンを解任した時点で、ニックスは同選手をチームの新エースに据える構想を固めたと見ていいだろう。実際、シーズンチケットのPR用ポスターからもアンソニーは外され、ポルジンギスが中央を飾っている。
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— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2017年8月25日
2年目の昨シーズンは66試合の出場に終わったが、平均18.1得点、3ポイントシュート成功率も1年目の33.3%から35.7%に上昇させるなど、現代のNBAビッグマンに求められるシュート力と機動力を兼ね揃えているだけに、今シーズンはキャリア初の平均20得点到達が期待される。ファンからの人気も高く、レギュラーシーズン開幕からの成績が伴えば、オールスター投票でも東カンファレンスのフロントコート部門で1位になることが有力視されるレブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)に迫るだけの票数を獲得できるかもしれない。
ポルジンギスは、オフの間も課題のフィジカル強化に努め、今月上旬にはNBAアフリカゲーム出場のために滞在した南アフリカで、インターナショナル選手の草分け的存在であるダーク・ノビツキーとの練習も実施。稀有な才能の持ち主であることから『ユニコーン』と呼ばれるポルジンギスは、更なる進化を遂げ、2018年のオールスターゲーム出場を目指す。