セブンティシクサーズ

ジェームズ・エニス三世「ブルドックのように」

2018-19シーズンのセブンティシクサーズの弱点の一つは、セカンドユニットだった。スタートのメンバーはジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、ジミー・バトラー、トバイアス・ハリスと強力だったが、セカンドユニットはレギュラーシーズンでの得点がリーグ27位(31.7)と振るわなかった。

それでも、新シーズンに向けて層が厚くなっている。シクサーズと再契約したジェームズ・エニス三世は、今シーズンのセカンドユニットについて「ブルドッグのようなチーム」と、『Philadelphia Inquirer』に語った。

「マイク・スコットが中心で、自分もいるし、フルカン(コルクマズ)、カイル(オクイン)だっている。セカンドチームの誰がコートに立っても、僕らはブルドッグのようにプレーして、相手の攻撃を止めてみせるよ」

昨シーズン途中にロケッツからシクサーズにトレードされたエニス三世は、汚れ仕事を厭わないベテランで、プレーオフでも重宝された。

スコットは3ポイントシューターで、オクインはハードワーカーとして知られている。コルクマズは、先月のFIBAワールドカップにトルコ代表として出場し、実力を十二分に発揮した。

ジミー・バトラーは退団したが、エンビード、シモンズ、ハリス、新加入のアル・ホーフォードとジョシュ・リチャードソンという先発は相変わらず豪華。彼らを支えるセカンドユニットが機能すれば、シクサーズは昨シーズン以上の成績を残せるはずだ。