「我々のファンは彼のプレーを楽しむことになるよ」
このオフにポール・ジョージをクリッパーズにトレードしたサンダーは、生え抜きのラッセル・ウェストブルックも手放し、ロケッツからクリス・ポールとドラフト1巡目指名権2つ、また指名権交換権2つを獲得した。
この大型トレード成立後、チーム再建に舵を切ったサンダーに、ベテランのポールの居場所があるのかということが話題になったままで、今もトレードの噂が絶えない。
サンダーがポールをヒートにトレードするとも噂されているが、トレーニングキャンプを目前にした今も成立には至っていない。サンダーのGM、サム・プレスティは、ファンの前でポールがプレーすると、プレシーズン前の会見で語った。
ポールがサンダーでのプレーを希望しているかを聞かれたプレスティは、「それは本人に聞いてもらうのが一番だと思う」としながらも、「確かなことは、彼はバスケットマンなんだ。だからプレーしたがっているし、我々のファンは彼のプレーを楽しむことになるよ」と、答えた。
ポールは昨年、ロケッツと4年1億6000万ドル(約177億円)のマックス契約で再契約した。2019-20シーズンの年俸は3850万ドル(約41億4000万円)、2020-21シーズンは4140万ドル(約44億6000万円)、2021-22シーズンは4420万ドル(約47億6000万円)のプレーヤーオプションが付けられている。
プレスティは「仮の話については考えていない」と、トレードの噂を暗に否定したものの、再建モードのサンダーには高額過ぎる出費になるため、2019-20シーズン中のトレードが濃厚と考えるのが自然だ。ポールも、優勝が狙えるチームでのプレーを希望しているだろう。
いったいプレスティが次にどんな手を打つのか、2019-20シーズン開幕後もサンダーの動向から目が離せない。