平均33.8分の過酷な起用を意気に感じてフル回転の活躍
今日、安藤誓哉が秋田ノーザンハピネッツからアルバルク東京へレンタル移籍することが両クラブから発表された。
安藤はBリーグ初年度、秋田の正ポイントガードとして全60試合に先発出場。1試合平均のプレータイムは33.8分とリーグ全体トップ、平均10.4得点は日本人ポイントガードとしてトップ5に入る数字で、3.0アシストと1.8ターンオーバーと安定感も抜群だった。
セカンドユニットが弱いチーム状況を受けて「酷使」と表現してもいい起用をされたが、むしろそれを意気に感じるかのように躍動。残留プレーオフまで完全燃焼のプレーを続けたが、チームはB2降格を免れることができなかった。
上昇志向の強い安藤にとって、レベルの落ちるB2で1年を過ごすのは受け入れがたいことだったに違いない。去就が決まらないまま今日を迎え、秋田に残る可能性は低いと見られたが、秋田と新たに2年契約を結び、新シーズンをアルバルク東京でプレーすることになった。
先に加入が決まっていた小島元基との定位置争いが勃発?
安藤は秋田の公式サイトで次のようなコメントを発表している。
「この度、期限付移籍という形で秋田を離れることになりました。今回、私の希望を受け入れてくれた秋田ノーザンハピネッツに改めて感謝いたします。秋田で過ごした昨シーズンは非常に悔しい結果に終わりましたが、苦しいシーズンの中で自分自身は大きく成長することができました。ホーム・アウェーを問わず、多くの試合に応援に来てくださったブースターの皆さんに、何度も勇気づけられたおかげだと思います」
また、アルバルク東京の公式サイトでは「この度、アルバルク東京に入団することになりました安藤誓哉です。チーム関係者の皆様、このような機会を与えたくださり、ありがとうございます。ALVARCARSの皆様、優勝するために毎試合に全力を注ぎたいと思います。応援よろしくお願いします」とコメントしている。
アルバルク東京のポイントガードは、ディアンテ・ギャレットが退団した一方で、すでに小島元基を獲得済み。伊藤大司と正中岳城という経験豊富なベテランもおり、新ヘッドコーチのルカ・パヴィチェヴィッチがどのような起用をするのかが注目される。
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