富山グラウジーズのエース城宝匡史が新潟アルビレックスBBへ、弱点だった日本人選手の得点力不足解消の決定打に

2017/07/13
Bリーグ&国内
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写真=B.LEAGUE

「皆さんとともにさらなる高みへ」

新潟アルビレックスBBが城宝匡史の加入を発表した。

城宝は2005年大阪エヴェッサでプロキャリアをスタート。その後、東京アパッチ、滋賀レイクスターズを経て、2011年から昨シーズンまでの6年間を富山でプレーした。

強引なまでに強気で仕掛けるリングへのアタックから、フィニッシュでは強引さのない美しいフォームで高精度のシュートを放つオフェンスが魅力の城宝。2013年シーズンにはbjリーグで日本人初のレギュラーシーズンMVPを受賞するなど、エースとして富山を牽引した。34歳となりベテランと呼ばれる年齢に差し掛かっているが、昨シーズンは平均13.4得点を記録。また勝負どころでのハートの強さもあり、記録だけでなく記憶に残るプレーヤーでもある。

城宝はクラブを通じて、このようにコメントしている。

「新潟アルビレックスBBの皆さんとともにさらなる高みへ登って行きたいという願いと、自分がこれからもっともっと成長していくためにも、熟考を重ねて今回移籍することを決めさせていただきました。対戦相手として新潟ブースターさんの「熱」は今まで物凄く感じていました。それが味方になったときどう感じることが出来るのか、自分自身シーズン開幕をすごく楽しみにしています。新潟の勝利のために精一杯尽くすことを誓います!」

クラブは城宝獲得の意図をこのように説明している。「Bリーグ2年目を戦うにあたり、日本人選手の得点力のアップが課題でありましたが、正確無比のシュート力と、体の強さを活かしてのカットイン、虚を突くアシストと、攻撃面では3拍子揃った選手であり、チャンピオンシップを目指す上で相当な戦力補強となりました」

新潟は昨シーズン、得点ランキング2位のダバンテ・ガードナー、同4位のクリント・チャップマンのオフェンス力を強調し、勝ち星が先行。だが次第に2人への依存が強まり、周りの得点が伸びなくなって中盤に失速し、チャンピオンシップ出場を逃した。

またチーム最年長の五十嵐圭のプレータイムが30分を超える状況は、選手層に問題を抱えていることを意味する。また五十嵐は以前、「得点を抑えられた時にディフェンスで我慢ができず、失点が増えてしまった試合が多かった」とディフェンスを課題に挙げていた。

日本人の得点力不足、選手層に関しても、城宝はその弱点を埋めることができ、理にかなった補強となった。

まだロスターが埋まっていないが、現時点でチームの平均年齢は30歳を超え、リーグで一番高い。今後フレッシュな選手の獲得に動くのか、それともベテランの選手で固めて、いぶし銀なチーム作りを行うのか。チームの方向性にも注目したい。