
東海大学付属諏訪(長野県)は男女とも、組織的かつ精度の高いディフェンスを武器に、日本人選手のみで戦うチームです。その女子バスケ部で神澤徳ヘッドコーチが「ディフェンスの要」として信頼を寄せるのが3年生の浦野日湖選手です。
4つ上の姉も東海大学付属諏訪で粘り強いディフェンスを武器としていた選手で、浦野選手は中学生の頃から姉にディフェンスを教えてもらいながら成長し、「私も地元の強豪チームの一員として3年間しっかり頑張りたい」と決意して、姉と同じ東海大学付属諏訪を選びました。
入学後はもともと得意だったディフェンスをさらに磨き、今では「エースキラー」としてチーム内で確固たる地位を築いています。その役回りに対する、やりがいや責任を浦野選手はこう語ります。
「ウチにはオフェンスが良い選手はたくさんいます。そこは任せつつ、自分は得意なディフェンスでチームに貢献したい。スタッツに残らない部分で一番貢献したいと思っていて、そこに対する責任やプライドは持っています」
そのプライドを発揮する舞台が「U18日清食品トップリーグ ディビジョン2 グループC」です。初戦の相手は京都両洋(京都府)。序盤からオールコートでのマンツーマンディフェンスで常にボールマンにプレッシャーをかけることで相手の留学生へのパスを遮断し、オフェンスに転じれば全員が動き回ってフリーマンを作り出し、この夏に取り組んできたシュート力を発揮します。
特に2年生の宮下結安選手のシュートタッチが好調で、3Pシュートを何本も沈めてチームに勢いを与えていました。浦野選手はと言えば、持ち前のハードなディフェンスを徹底。相手に決して自由を与えない守備でチームを盛り立てつつ、オフェンスではガードとして的確なパスを供給。時にはドライブを仕掛けてリングに迫る積極性もしっかりと発揮しました。
互いにトランジションを繰り出し、ハイテンポで見応えある好ゲームとなりますが、東海大学付属諏訪は第3クォーターの後半になるとルーズボールが取れず、かつシュートの精度が落ちたことで京都両洋にリードを許します。結局、その流れは第4クォーターになっても変えられず、71-96で敗れました。
浦野選手は、「自分たちのやるべきことを思い切りやろうと話して試合に入り、最初からそこはできていました。ですが、途中から相手を抑え切れなくなり、自分たちのシュートも落ち始めてしまって。もう少し試合中に修正できたと感じるので、そこは反省点です」と悔しい敗戦を振り返ります。
敗れたとはいえ、浦野選手の粘り強いディフェンスがチームに勢いを与えていたことは間違いありません。浦野選手につかれた相手選手はボール運びに苦しみ、逃げのパスがターンオーバーとなる場面が何度も見られました。そのディフェンスの秘訣を浦野選手に問うと、「まず足を動かすことは大前提で、その上で自分の勘と知識を生かしている」と言います。
「相手の利き手やドリブルでの苦手な方向を頭に入れておきます。それで相手が得意ではない体勢になったら一気に詰めてボールを奪い取る。そこは勘や読みも大事で、上手くいけば相手の特徴もどんどん分かってきます。もしチャレンジして外れたらすぐに追いかけてやり直す。その繰り返しです」
この境地に達するまでには、計り知れないほどの努力がありました。練習や試合だけでなく、映像で自分のプレーを見返して研究し、時には姉に映像を見てもらってアドバイスをもらうなど「ディフェンスを極めたい」という一心で高校生活を駆け抜けてきたと言います。
最後に浦野選手は今後の目標を教えてくれました。「もっともっとディフェンスを磨いてチームに貢献したいですし、オフェンス面でもシュートの決定率を上げたいです。練習からまたしっかり頑張っていきます!」
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
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