
ただ、どの相手も2人のエースを止めるべく対策を打ちますし、全国トップクラスのチームともなれば2人を簡単にはプレーさせてくれません。今夏のインターハイで聖和学園がその対策を打ち破ってベスト8まで勝ち上がり、京都精華学園(京都府)にも81-89と競った試合を演じられたのは、2人のエースに続く選手たちの活躍があったからです。2年生ながらチームを支える存在へと成長しているのが、菊地ひより選手と佐藤凜選手です。
「自分はリバウンド、ルーズボールといった泥臭いところを一番頑張るように意識しています。オフェンスリバウンドを自分が一つでも多く取って、セカンドチャンスでシュートに繋げられるような役割を意識して頑張っています」と菊地選手が言えば、佐藤(凜)選手は「佐藤(楓菜)さんや嶋森さんが気持ち良く3Pシュートを打って決められるようにスペースを作ったり、自分が2番ポジションで出ると相手が小さい選手がつくのでインサイドを攻めたり、そこを守られた時に外に合わせる役割をしています」と続けます。
インターハイを終えてこのリーグ戦を迎えるまで、菊地選手は3Pシュートの精度向上とインサイドでの得点パターンを増やしてきました。一方の佐藤(凜)選手は「インターハイの時は調子が上がらず、プレータイムも少なかった」との悔しい思いから、ディフェンスとのズレをいかに作るかの工夫に取り組みました。
ただ、実戦では手応えを得ると同時に新しい課題も出てきます。菊地選手は「コーチに『ポストを取りなさい』と言わてもすぐに動けず、自分が絶対にポストを取って得点するという気持ちが足りないと思いました」と反省します。佐藤(凜)選手は「今回の2試合はちょっと調子が上がって、3Pシュートも入ったし、インサイドを攻めることもできましたが、自分のところにディフェンスが寄った時に周りをあまり見られていませんでした」と振り返ります。
菊地選手が173cm、佐藤(凜)選手は172cm。今のチームに180cmを超える選手はいませんが、4人の平均身長が170cmを超す高さも一つの武器にして戦っています。2人とも自分の納得できるプレーはまだできていないとしても、2年生の彼女たちが思い切ったプレーをすることで2人のエースが輝きます。この170cm超えのカルテットが機能しているからこそ、今のチームは攻守に安定した強さを発揮できています。
「これまでの2試合で、個人としてもチームとしても試合の入りが悪かったところは反省点です。まずディフェンスから良い流れを持ってくることが今回の課題なので、これからのリーグ戦でそこを意識して、自分たちがしっかり得点を取って、ディビジョン1に繋がるようにと思っています」
そう言葉に力を込める菊地選手に呼応するかのように、佐藤(凜)選手も続きます。「今年のディビジョン2では圧倒的に得点を取って1位になって、来年の入替戦でも必ず勝って、自分たちが3年生になった時には絶対にディビジョン1で戦いたいです」
小野裕コーチもこの2人を「来年はやってもらわなければいけない」存在と認めます。今は2人のエースを支え、追い掛けながら、来年は新たな「2人のエース」へ、菊地選手と佐藤(凜)選手は自分たちが進む道を見据えながら、「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループA」を戦っています。
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
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