「ヒートのカルチャーは僕の性格にすごく合っている」

ヒートのシーズン最初の会見に、ヤニス・アデトクンボはバム・アデバヨとともに姿を見せた。長年噂されてきた2人の共演がついに実現したことに、アデバヨは「この話はバブルの時からずっと噂されていた。ついに実現して、間違いなく刺激的な1年になる」と笑った。

マイアミに到着してから2週間、新天地での感触をヤニスは「新しいチームメート、新しいロッカー、新しいアリーナ、新しい街……まだ不思議な感覚はあるけど、ピックアップゲームやフィジカルテストを一緒にこなす中で、ヒートのカルチャーをしっかりと感じられた。このカルチャーは僕の性格にすごく合っていると感じる。僕はバスケには決して手を抜かないタイプだから」と話す。

もともとオフはギリシャに戻り、チームメートと過ごす時間は少なかったが、今回はマイアミに来る前にロサンゼルスで新たな仲間とともにワークアウトを行っており、食事や遊びの時間を共有している。「シーズン中に厳しい状況に直面した時、ゲームで遊んだりワインを楽しんで繋がった瞬間に立ち返ることができるのは強みになる。シーズンが始まっても、チームとしての結び付きを強める機会をもっと作っていきたいと思う」とヤニスは言う。

もちろん、コート上での順応も進んでいる。昨シーズンのヒートはリーグ最速のペースを誇ったチームだ。「ピックアップゲームでトランジションの一番後ろを僕が走っていた。そんなの初めての経験だ」とヤニスは楽しそうに話す。

そこで彼が意識するのは、『ヤニス・アデトクンボらしいプレー』に徹することだ。周囲との調和を優先して自分の持ち味を消すのではなく、自分の強みを押し出すことでチームを引っ張る。「僕が攻めれば攻めるほど、バムや他の選手がオープンになる。僕がアグレッシブでいる時が、チームが最高の時になるはずだ」とヤニスは言い、隣のアデバヨも「僕たちのプレーはすごく速いから、考えている暇なんてないよ。自然とヤニスの得意な形が出るし、それがお互いの成功に繋がる」と応えた。

バックスでは優勝、MVP、ファイナルMVPを手にしてきたヤニスは「今の自分は世界最高の選手か」と質問されると、「一番ではなくても、世界最高の一人だと信じている。でも、トップ5とかトップ3とか言われるレベルに達すると、結局はチームをどこまで導けるか、優勝させられるかだ」と答えた。

「ランキングで1位になることに興味はない。僕が興味を持っているのは勝つことだけだ。今の1位はジェイレン・ブランソンで、それはニックスが優勝したからだ。自分たちの仕事をして勝利を重ねていけば、自ずと答えは見えてくるものさ」