
ズバッツの順応にも自信「判断力が優れている」
ペイサーズのチャド・ブキャナンGMが、2026-27シーズンの始動にあたって会見を開いた。昨シーズンのペイサーズは、エースのタイリース・ハリバートンのアキレス腱断裂による全休を筆頭にケガ人が相次ぎ、19勝に終わった。
「昨シーズンの開幕当初は競争力を維持できるコアがいたが、そこからケガに見舞われた。最終的に19勝という結果になった。それが私たちの現実だった」と苦い1年を振り返った上で、「今は前を向く時。ついにその時が来た」と語った。
大ケガからの復帰となるハリバートンの扱いについて、段階的に出場時間を増やす想定かと質問されると、ブキャナンは「最初から100%で行く。医療スタッフの判断次第だが、開幕から何らかの制限をかける予定はない」と明言。そして全休となった昨シーズンを通してチームリーダーであり続けたハリバートンの姿勢を称えた。「自分のペースを優先してチームから距離を置く選手もいるが、タイ(ハリバートン)はそういうタイプではない。ベンチでコーチ陣の隣に座り、彼らが何を見て何を考えているかの理解に努めた。それが復帰した時に自分のプラスになると分かっているからだ」
チームの命運を握るもう一つの要素が、マイルズ・ターナーの穴を埋めるセンターとして、2月にクリッパーズから獲得したイビチャ・ズバッツだ。移籍後は5試合にしか出場せずにコンディション管理を優先したズバッツだが、ブキャナンは「夏以降にトレードしていたら、順応はもっと難しくなっていた」とチームへの順応が進んでいることを強調した。
もっとも、高さとフィジカルを強みとする大型センターのズバッツが、ペイサーズの高速バスケにフィットするのは簡単ではないとの見方もある。これに対してブキャナンは「彼が得意とする部分を奪いたくはない」と言い、「我々の言う『速いプレー』とは、ファストブレイクではなく、ボールを持った時に素早い判断を下すことだ。ズバッツは判断力が非常に優れているので、フィットすると思っている」と、順応は可能だと話す。
会見ではクリッパーズを巡る騒動にも質問が及んだ。かつてNBA本部で働いていたブキャナンは「リーグがどれほど徹底した調査を行うかを知っているので、調査結果を信頼している」と言い、「その件はもう終わったこととして、コート上のバスケットボールに集中したい」と話した。