写真=Getty Images

注目のロンゾ・ボールは5得点4リバウンド5アシスト

7月7日からラスベガスでのNBAサマーリーグ2017が開幕し、『ヤング・レイカーズ』の中心、2年目のブランドン・イングラムがクリッパーズ戦で26得点の活躍を見せた。

イングラムは、開始早々に注目ルーキーのロンゾ・ボールと息の合った連係を披露。ボールのロブパスをアリウープでフィニッシュさせ、チーム初得点を挙げた。

オフェンスの中心を担ったイングラムは、85-87として迎えた第4クォーター終盤にドライブから同点レイアップをねじ込むなど、試合を延長戦に持ち込む原動力ともなった。そのイングラムをベンチに下げたオーバータイムにパフォーマンスを落とし、レイカーズは93-96で敗戦。しかし、2年目のイングラムの成長が感じられた一戦だった。

今年のドラフト全体2位指名を受けたボールは、5得点4リバウンド5アシストを記録。実に4カ月ぶりの実戦に感覚が戻らず、フィールドゴール15本中2本の成功、3ポイントシュートも11本中わずか1本の成功に終わっている。

だがボールは、試合勘を言い訳にはせず、「自分としては良い感じだったけれど、チームが勝てなかったから気分が良いとは言えないね」とコメント。

今後の試合でシュートの精度を上げなければならないのはもちろんだが、サマーリーグ期間中レイカーズの指揮を執るジュド・ブエッチラーは、「ロンゾにとってタフな試合になった」と振り返る。「彼自身も残念に思っているだろう。彼はNCAAで最後の試合からフルコートでプレーしていなかった。もちろん、チームとしても、それを言い訳にはしない。彼はもっと良いプレーをしないといけないが、これだけの大観衆の前での初戦だったのだから、致し方ない」と続けた。

これから試合数を重ね、プレーのテンポ、チームのシステムに慣れれば、シュートタッチも戻るだろう。今後の試合でも、イングラムとボールの連携に期待したい。