サディック・ベイ

膝の大ケガから再起、大型契約を勝ち取る

ペリカンズがサディック・ベイと3年5550万ドル(約83億円)の契約延長で合意した。どのチームもサラリーキャップに余裕がない中、移籍を繰り返してきた27歳への契約としては『大盤振る舞い』に見えるが、ペリカンズのファンからは「よくぞ長期契約を結んだ」との声が挙がる。

ベイは前十字靭帯断裂の大ケガを負って2024-25シーズンを全休し、CJ・マッカラムを中心とする大型トレードの一部としてペリカンズに加入した。昨シーズンはザイオン・ウイリアムソンが欠場した時の先発パワーフォワードとして信頼をつかみ、その後に2人が同時起用されるようになると、『ザイオンの代役』からスペースメークと3ポイントシュートへとプレースタイルを変えてチームに貢献。72試合に出場し、うち64試合で先発とほぼフル稼働したことに加え、17.7得点、5.6リバウンド、2.5アシスト、3ポイントシュート成功率36.7%を記録した。

ザイオンの負傷歴を考えれば、彼に依存しすぎることなく、彼が欠場した時に得点を奪える選択肢を持つことが非常に重要になる。チームファーストに徹しながら主役も脇役も演じられるだけでなく、若手ビッグマンのデリク・クイーンとの相性、スモールラインナップでの4番をこなす万能性を考慮しても、ベイが貴重な戦力なのは間違いない。

攻守に渡る献身性、ザイオン不在の穴を埋められる得点力、ケガを克服した不屈の闘志、チームの弱点を的確に埋めるバスケIQ。すべてをバランス良く兼ね備える選手として、ペリカンズはベイを高く評価した。