エーシズでの活躍「最初からここまで使ってもらえるとは思っていなかった」
『FIBA女子ワールドカップ2026』が明日に開幕する。ベスト8進出を目標に掲げる女子日本代表(FIBAランキング10位)はグループリーグで開催国のドイツ(FIBAランキング11位)、スペイン(同6位)、マリ(同18位)と同じA組となった。初戦のマリは、3カ国の中で最もFIBAランキングが下位であり、日本としてはなんとしても勝たないといけない。
今大会、日本で最も注目されている1人は山本麻衣だ。8月にWNBAエーシズと契約すると、シーズン途中の難しいタイミングでの加入ながら、リーグ随一の強豪でローテーション入りと素晴らしい活躍を見せている。
山本はエーシズでの濃密な1カ月について「日々の練習からハイレベルで体格の大きい選手たちとやっています。スピードだったり、身体の当て方だったりは今までと違う経験をできていて、すごく良いステップアップができていると実感しています」と手応えを語る。
そして、安定したプレータイムを確保していることに「自分にとって初めてのWNBAだったので最初からここまで使ってもらえるとは思っていなかったです」と、本人にとっても良い意味で予想外だったと明かしたが、それは日々の積み重ねによるものだと山本は言う。
「まず、試合までにちゃんとした練習が1回しかできない中でのデビュー戦でした。最初はコーチ陣も少しずつ慣れていくようにという感じだったと思います。その中でチャンスが巡ってきた時に少しずつアピールができて、コーチ陣に認めてもらえました。そこからちょっとずつプレータイムが増え、信頼を得ることができていると思います。そこはすごくうれしいです」
エーシズは今回のアメリカ代表のチェルシー・グレイ、ジャッキー・ヤングに加え、故障さえなければ確実に代表入りした大黒柱のエイジャ・ウィルソンが所属と、リーグ屈指のタレント集団だ。世界最高峰のチームで練習を積み重ねていくことで、これまでアジャストするのに苦しんでいた、日本では感じられない高さやフィジカルは日常となった。だからこそ今回の女子ワールドカップは、今までと違う感覚で臨める。
「これまで国際大会に出る時はいつも相手のリーチの長さや高さは気になっていました。(世界で活躍するためには)そういうところに慣れていくことがすごく重要で、その意味では本当に自信を持ってプレーできていると思います」
エーシズで成長を続ける山本はワールドカップで高さや強度に慣れる必要はなくなった。だからこそ、山本は初戦からエンジン全開で、日本に勢いを与えるプレーを見せてくれるはずだ。
