サマーリーグで得た確信をワールドカップへ
21年ぶりにバスケワールドカップへの出場を自力でつかんだ日本代表。昨シーズンからNBAでプレーする渡邊雄太は、さらなる飛躍の時を迎えようとしている。
日本人4人が参戦した今年のNBAサマーリーグで渡邊が所属するグリズリーズは優勝した。「このレベルでも十分にやっていけるという確信のようなものを持てた」と渡邊が言うように、ディフェンスを第一に求められるスタイルでありながら、出場した4試合のすべてで2桁得点を記録してチームを引っ張る働きを見せた。ここで新たな自信を確信に変え、日本代表へと合流した。
日本代表でも『ビッグ3』の一員として周囲からの期待を集めるが、まだ24歳と若い。それでも世界を舞台に戦う渡邊は「中心選手としてやっていかないといけない」という気持ちが強く、「自分が活躍しないと強豪国には勝てない」という思いを抱いている。
それはワールドカップに向けた代表合宿が始まってすぐに足首を痛めて国際強化試合でもプレータイムが限られる中、ベンチから声を発してチームを盛り立てようとする姿に表れていた。それは「すべての面で活躍したい」という思いを体現したから。プレーでもそれ以外の面でもチームを引っ張るべく、自らに課題を与えて実行する渡邊は頼もしい存在だ。
日本の高校を卒業してアメリカへと渡り、大学バスケで評価を高めてNBAへとたどり着いたが、バスケットに対する思いはずっと変わらない。「バスケットが大好きで、上手くなりたいという気持ちでやっている。結局バスケットが好きなので僕はずっと戦い続けるし、そこは小さい時から変わらない部分でモチベーションです」
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— バスケット・カウント (@basket_count) August 30, 2019