一時は確執も不滅の絆

ケビン・デュラントが自身のポッドキャスト番組『Boardroom Talks』に出演。先日、18年間のNBAキャリアに幕を下ろしたラッセル・ウェストブルックの現役引退について触れ、想定以上のショックを受けたことを明かした。

「本当に胸に刺さったよ。リーグに入った当初から一緒にいて、毎日のように顔を合わせていた奴が、ついにコートを去るんだからね。年下や後輩の引退は見てきたけど、ラスほど特別な絆があった選手はいなかった。まだプレーできると思っていたからこそ驚いた」

2人の歩みは、NBAの歴史においても屈指のドラマに満ちている。サンダーでキャリアをスタートさせた2人は、強力なデュオとしてチームを躍進させ、2012年にはファイナル進出を果たした。しかし、2016年にデュラントがウォリアーズへ移籍すると、両者の関係は一変。コート上で激しく感情をぶつけ合い、長らく冷戦状態が続いたことはファンの記憶にも新しい。

それでも時が経つにつれて確執は氷解し、互いをリスペクトし合う関係へと戻った。デュラントはウェストブルックの引退発表時にも温かいメッセージを送っていた。「彼はどこに行ったとしても、いろんな人々にインスピレーションを与えていた。僕はそれを目の当たりにしてきた。本当に驚くべきなのは、彼は多くを語らず、ただ18年間、そこに姿を見せて行動で示し続けたということだ」

そして、今回の引退劇について「今後の人生で、どこかでまた会うことになると思う」と、旧友との再会を楽しみにしている様子を見せた。

37歳となったデュラント自身も引退について考えることはあると明かしているが、今なおトップパフォーマンスを維持しており、今すぐコートを去る気はないようだ。かつてコートを席巻した相棒の背中を見送り、デュラントは今後もコートに立ち続ける。