森岡ほのか

対人練習は解禁済み「良い方向に進んでいると思います」

7月25日に早稲田大学(東京都新宿区)で行われたアシックスのイベント『ASICS BASKETBALL DREAM PROJECT 2026』に、アシックス契約選手の森岡ほのかが参加した。

現在21歳の森岡は、札幌山の手高校卒業後、日立ハイテククーガーズに加入した身長175cmの大型ポイントガードだ。昨年5月に行われた日本代表のセレクションキャンプで左ヒザに重症を負い、昨シーズンはリハビリのため全休となったものの、日本代表入りを含めた今後の活躍が楽しみな若手であることに変わりはない。

午後のスペシャルゲームからイベントに参加した森岡は、次のように感想を語った。「私は大学4年生の世代で、今日参加してくださった方とほぼ変わらない年齢。学生のころを思い出して『きつかったけどあの時の経験があったから今があるんだな』と思えましたし、近い年齢の方からも憧れられる存在として、これからはお手本となることをしていかなければいけないなと感じました。すごく良い経験になりました」

ケガからの回復も順調で、現在は対人を含むすべてのチーム練習に参加できるようになった。「1年のブランクがあったので、チーム練習が始まったころは思うようにいかなかったですが、少しずつ感覚を思い出しながら、筋力を取り戻しながら、良い方向に進んでいると思います」と手応えを話したが、フルパワーを発揮するのはWリーグの開幕までお預け。「100%ではないし、これから良くなれると思うので、まだまだです」と笑みを見せた。

森岡ほのか

悔しさ、あせり、悩みを経て「気持ちを切り替えました」

同い年の薮未奈海や都野七海が、今秋ドイツで行われるワールドカップに向けた候補に残っていることについては「私もそこ(代表候補)にいたくて頑張っていたので、当然悔しさやあせりはあります」と率直な気持ちを吐露。チーム練習に参加できるようになってからも、思うようにプレーできず悩んだ時期もあったと明かした。しかし今は、自分にできることを見据えて一歩ずつ前に進もうとしている。

「今の自分にフォーカスした時に、まずはしっかりケガなくシーズンを戦える身体を作ることや、また代表合宿に呼ばれるために自分の課題や強みを磨いていくことが一番かなと思っています。まだ若いですし、自分のペースで自分の身体と向き合っていこうと気持ちを切り替えました」

本人の言う通り、森岡はまだ若くこれからの選手だが、彼女の背中を追いかけながらバスケットをプレーする『後輩たち』の前に立つ存在でもある。

「つらい経験をしたり、バスケットから離れたくなったりすることもあるかもしれないけど、そういう経験が未来の自分を強くする土台になると言いますか、『あの経験があって良かった』って思えるものになると思います。そして何より、バスケットを楽しんでやってもらいたいです!」

森岡に「学生たちに向けたエールを」と求め、返ってきた言葉は、そのまま森岡にも通ずるものだった。