
代表でも抜群の決定力を発揮、26得点4アシストを記録
シェイ・ギルジャス・アレクサンダーを擁するカナダ代表が、FIBAワールドカップ予選でプエルトリコに110-84の快勝を収めた。
試合が行われたのはシェイの故郷であるオンタリオ州ハミルトンで、会場はまさに彼の名を冠した『シェイ・レガシー・コート』だ。会場のスポーツ複合施設、TDコリセウムの大規模改修に伴い、シェイは投資家の一人としてメインアリーナ建設に参加。こうしてアリーナには彼の名が付き、完成したばかりの会場のこけら落としとして、カナダvsプエルトリコの試合が組まれた。
奮起する理由には事欠かない試合で、シェイは試合開始早々に得意のステップバックからのジャンプシュートを決めると、一気に波に乗った。26分の出場で26得点3リバウンド4アシストを記録したシェイは、試合をこう振り返る。
「久しぶりの実戦で疲れを感じる場面もあったけど、チームメートに助けてもらった。両チームとも素晴らしい選手が揃っていて、お互いを引き立てるプレーをしていて、やっていて楽しい試合だった」
NBAプレーヤーの多くは、ワールドカップやオリンピックの本大会には出場しても、予選の年は休養を優先する。しかしカナダは別で、NBAのシーズンオフには常に代表参加を義務付けている。コンディションが十分でない選手は試合に出なくても、強化合宿には参加して『チームの一員』としての義務を果たすことになる。この方針を選手たちが理解することで、今回もシェイだけでなくディロン・ブルックス、ニキール・アレクサンダー・ウォーカー、アンドリューとライアンのネムハード兄弟、キーショーン・ジョージにレオナルド・ミラーと数多くのNBAプレーヤーがカナダのユニフォームを着てプレーした。

「他では感じられない特別な繋がりを感じられる」
「代表でプレーすることは、いつだって特別だ。この機会がどれだけ素晴らしいものかを忘れたくはない。自分を育ててくれた人たち、僕と同じ町で同じような経験をしてきた人たちの前でプレーすることで、他では感じられない特別な繋がりを感じられる」とシェイは代表参加への意欲を語る。
そして、気心の知れた代表のチームメートとのプレーを楽しんでもいる。「NBAよりもAAUみたいな感覚なんだ。あの頃からチーム・カナダとして国境を越え、いろんなチームと対戦した。アンドリューとは9歳の頃から一緒にバスケをしているし、他のメンバーとも一緒に成長しながら関係を築いてきた。そんな仲間たちのおかげで、代表活動はより楽しいものになっている」
カナダ代表は2023年のワールドカップで、準決勝でアメリカを撃破して国際大会初のメダル獲得を果たした。パリオリンピックはベスト8敗退と不本意な結果に終わったものの、シェイを始めとするタレントはこれから全盛期を迎える年齢で、いまだポテンシャルを秘めている。
これまでニック・ナース、ジョルディ・フェルナンデスが務めてきたヘッドコーチには、今夏からドイツに数々の成功をもたらしたゴーディ・ハーバートが就任。カナダ代表は今後もチームの結束力を武器に、ワールドカップ、オリンピックでの優勝を目指す。