5位を持つクリッパーズ、6位のネッツはガード不要?

日本時間6月24日に開催されるNBAドラフトは、抜群の身体能力と万能なスキルを持つAJ・ディバンツァ、正確なシュートと高い突破力を誇るダリン・ピーターソン、完成度の高さで圧倒するキャメロン・ブーザーと異なる特徴、ポジションの3人がトップ3で、未完成ながら高いポテンシャルを秘めたケイレブ・ウィルソンが続きます。

このトップ4予想に続くのがダリアス・エイカフJr.とキートン・ワグラー、キングストン・フレミングス、マイケル・ブラウンJr.のポイントガード陣です。それぞれタイプが異なるため、チーム事情によって欲しい選手も変わってきます。

個人技に優れているのはエイカフJr.で、スピードとフィジカルを兼ね備えてエース候補に相応しい突破力があります。このタイプはジャンプシュートを苦手とすることが多いのですが、エイカフJr.は3ポイントシュート成功率44%と高確率で決め、1年生ながら平均23.5得点、6.4アシストを記録しました。ただし、ディフェンスではマークマンを見失うなど集中を欠くプレーが多く、現時点では評価を落とす弱点となっています。

身体能力ではなく高いスキルと判断力を武器にするのがワグラーです。1年前にはドラフト候補でさえなかった存在が、イリノイ大で開幕戦から活躍し、17.9得点、4.2アシストを記録し、一気にドラフト上位候補へと駆け上がりました。個人で強引に突破するような能力はないものの、フロアの状況を見極めてボールを動かし、ミスマッチを突き、高いシューティング能力でフィニッシュできるため、どんなチームメートにも合いそうです。

コートビジョンに優れ、スピードを生かした突破力もあるのがブラウンJr.です。自分自身が動き回りながらチームメートの状況を見極め、コート全体にパスを散らしつつ、スペースがあれば自らドライブで得点を奪うスタイルで18.2得点、4.7アシストを記録しました。トランジションやポジションチェンジを多用するチームに向いている起点役ですが、1年生らしく未完成で、特にターンオーバーの多さは克服しなければならない課題です。

センターをエースにするチームであれば、ピック&ロールなどのコンビプレーを多用するフレミングスが適しています。サイズがなく細身ですがスピードに優れ、特にペイントに侵入してからのジャンプシュートの上手さが特徴で、しっかりと周囲を見回して状況判断ができます。3ポイントシュートが多いわけではないにもかかわらず16.1得点、5.2アシストを記録しており、1.5スティールとボールを奪い取る上手さも持ち合わせています。

四者四様の特徴を持ち、指名順位が予想しにくいポイントガードの上位指名候補たち。一方でチーム側に目を向けると、ダリアス・ガーランドを擁すクリッパーズが5位、昨シーズンのドラフトでポイントガードを3人指名したネッツが6位、ウイングのジェイレン・ジョンソンがオフェンスを組み立てるホークスが8位と、ポイントガードの必要性の薄いチームが5位以降の指名権を抱えており、さらに予想を難しくしています。

チーム事情を優先するのか、それとも選手の才能を優先するのか。5位以降は何が起こるのか読めないのが今年のドラフトです。