桶谷大

ポイントガードは4人を連れていくと明言

男子日本代表の強化合宿がスタートした。追加招集されたメンバーも加わり22人の選手が集い、コーチ陣も大人数となった今回の活動だが、初日を終えた桶谷大ヘッドコーチは「日本で考えられる最高の選手たちを集めて、コーチ陣も若くてタレント性のある人たちを集めた」と、人数に関して言及した。

今回のメンバーで注目を浴びたのは比江島慎の追加招集だ。最年長の比江島が合宿に現れたのは選手たちにとってもサプライズだったようだが、桶谷ヘッドコーチは「素材」という言葉を使い、選手の実力を優先して選んでいると語った。

「今この日本で一番良い素材をこの合宿に連れてくるのが重要でした。誰がどう見ても比江島はこのポジションで1番、2番を争うような選手なので。若手が育ってきているし、年だからとかいろいろありますが、それでもこのWindow3には欠かせない選手だと思っているので招集させてもらいました。若手はシステムさえ覚えて、やるバスケットに慣れてきさえすれば、A代表でも全然プレーできるんじゃないかと思っています。逆に彼らが底上げしてくれることが日本が強くなる部分になってくるのでかなり期待しています」

日本トップクラスの選手が集えば、それをまとめるのは一筋縄ではいかない。だからこそ、キャプテンは誰かとの質問が投げかけられたが、「分からないです」と言い、現時点では固定しない可能性を示唆した。

「今シーズンに優勝した長崎(ヴェルカ)さんはキャプテンいないんですよね。(琉球ゴールデン)キングスもリアルのキャプテンがいたかって言ったら、喋る人がリーダーになっていたのがほとんどだったので。代表もどうかなと思うので、もう1回コーチ陣と話し合って決めたいと思います」

コート上でまとめ役になることが多いポイントガードは、今回6名が選ばれている。そして、桶谷ヘッドコーチはそのうち4名をロスターに入れたいと明言した。「今回6人のポイントガードがいて、4人はそこから選びたいと思っています。タイプの違うポイントガードを選びたいのもあって(テーブス)海が入ったり、小川(敦也)が入ったり。(黒川)虎徹もリアルポイントガードとしてリーダーシップもあるし。そこは競争しながら、相手(中国と韓国)に合わせた4人(ロスターの3人プラス1人)を連れていきたいと思っています」

現在グループリーグ首位の日本だが他国との差はわずかであり、アウェーで行われるWindow3の結果次第で順位が変わる可能性がある。だからこそ必勝が求められるが、当然ながら簡単な相手ではない。それでも「最終的な目標はオリンピックで世界に勝つこと」を掲げる以上、難敵を倒す必要がある。桶谷ヘッドコーチはWindow3に向けて具体的な道筋を示した。

「沖縄のWindow2の時も16人を選出してそこから12人に分けたので、そういうイメージです。Window2と変わらないコンセプトなので、前回行ったメンバーが基本的には中心になりますが、今回はもう少し人を見ながら、競争させながらできると思っています。最後の何日間からビルドアップに移行していこうかなと」

「僕らのバスケットは本当にオーソドックスなんです。ペイントしっかりタッチしに行きましょう。一番効率の良い得点の取り方はダンクだったり、レイアップで2点なんですよね。その次にフリースロー、最後は3ポイントなんです。このコンセプトにプラスアルファで、今いる日本代表の選手の尖っている個性をしっかり引き出し合う。高い生産性があるチーム(High Productivity)を目指しています」

選手たちの個性を消さずに、チームとして機能させる。そして奇策を用いず正攻法で予選突破を狙っていく。