比江島慎は得点機会が減少するも楽観視「シチュエーションがなかっただけ」

2019/08/14
日本代表
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比江島慎

「いつも以上にディフェンスは集中していたつもり」

8月12日、日本代表はニュージーランドとの強化試合に臨んだ。八村塁とニック・ファジーカスを中心としたオフェンスが機能し、99-89で勝利を手にした。

先発メンバーの一人である比江島慎も「3ポイントシュートの確率も良かったですし、リバウンドからプッシュして速い展開に持って行けたのは僕たちのスタイルでもあるので、オフェンスに関してはすごく良かったと思います」と、試合後に語った。

比江島が言うように、個々が持ち味を発揮して結果的に快勝を収めた。それでも、八村や渡邊雄太が代表に名を連ねる以前、日本のエースとして活躍していた比江島自身のパフォーマンスは今一つだったと言わざるを得ない。

スタッツは4得点4アシスト1スティールと伸び悩んだ。これはプレータイムが14分と伸びなかったことが理由。ハンドチェックの基準にアジャストできず、ファウルアウトとなった。

それでも比江島は「いつも以上にディフェンスは集中していたつもりだったんですけど、ファウルになってしまった。今度やる時もしっかりディフェンスから入っていけるようにしていきたい」と、そこまで深刻にはとらえていない。まずは激しく行くこと、を優先した結果だ。

比江島慎

「どんなシチュエーションでもクリエイトできる」

比江島がこのように楽観的でいられるのは、『自分が決めなければ勝てない』というチーム状況でなくなったからだろう。得意のピック&ロールから仕掛けるシーンが少なかったことに関しても、「そのシチュエーションがあまりなかっただけ」と、比江島は言う。

「今日はニックと塁の1対1のフォーメーションで点が取れていたので、それを継続すれば良かった。あの2人が出ている時は、どんなシチュエーションでもクリエイトできるし、そのシチュエーションは増えてくると思うので、その時に使いたいと思います」

実際、ファーストオプションである八村やファジーカスが高確率でシュートを決めていたことで、オフェンスが停滞した時間帯はあまりない。だからこそ、比江島はディフェンスに重きを置いた。確かに比江島はカツガツと身体を当ててタフにディフェンスし、汚れ役を買っていた。

もちろん、今回の結果に満足はしておらず、「自分らしいドライブができた時にファウルをしてしまったので、自分の中では乗り切れなかったです。次はもっとアタックしたい」と次戦へ懸ける思いも強い。

ニュージーランド戦は「勝てたことは自信になりましたけど、正直、勝たないといけない相手だと思っていた」と、比江島は言う。今日の第2戦では勝利はもちろんのこと、第1戦を超えるパフォーマンスが比江島には求められる。