白谷柱誠ジャック

「アメリカと対戦できるのはうれしい気持ちでいっぱいです」

6月27日からトルコで『FIBA U17ワールドカップ2026』が開催される。日本が過去に出場したのは2014年、2022年の2大会のみと、文字通り世界のレベルを肌で体感できる貴重な機会だ。グループリーグはアメリカ、フランス、イタリアと難敵揃いだが、経験を積む意味ではむしろ歓迎すべき組み合わせだ。

日本のキャプテンであり、エースを担う白谷柱誠ジャックも「まず、アメリカと対戦できるのはうれしい気持ちでいっぱいです。世界一のチームとやれるという夢が叶って、ワクワクしているのが一番です」と、世界最高峰のチームたちとの対戦を楽しみにしている。

中学時代から世代のトップを走り続ける白谷は、先日行われた『FIBA U18アジアカップ2026東アジア地区予選』でも中心選手としてプレーした。チャイニーズ・タイペイ戦では32得点9リバウンド4アシスト4スティールと大暴れしたが、韓国戦では20得点を挙げるもフィールドゴールは19本中6本成功のみ、中国戦ではファウルドラブルもあって23分40秒の出場に留まり11得点3リバウンドと、収穫と課題の両方を得た。

この経験を糧に、白谷はU17ワールドカップへの意気込みをこう語る。「アジアの強豪たちとやり合えたのは、一つ自分の大きな経験になったと思います。でも、世界を相手にした時は、アジアと比べるとサイズ感は変わってきます。アジアで通用したことができなくなることはありますし、自分の想像以上の選手たちと対戦することになるので、どれだけしっかり準備できるかが大切になってくると思います」

将来の夢はNBA選手になること。そんな白谷にとって、今大会はその第一歩となるNCAA1部の強豪校入りへ向けた絶好のアピール機会となる。アメリカ戦でどれだけ自分の存在をアピールできるかは、彼の将来に大きな影響を与える。

白谷はエースとしてチームを背負う覚悟を持っている。だからこそ、チームファーストが大前提の中で、次のように闘志を燃やす。「1対1やフィジカルの部分、ディフェンスだったりと自分が今までやってきたことをしっかり出したいです。具体的な数字はあまり考えていないですが、チームが強豪相手にいかに戦えるのか見せたいですし、大会の得点王を目指していきたいです」

得点王は白谷の憧れである八村塁が、2014年大会に出場した時につかんだ勲章だ。この時も日本はアメリカ代表と対戦し、38-122の大敗を喫した。だが、その中でも八村は最後まで気持ちを切らさずにアタックを続け、25得点と孤軍奮闘。この試合に加え、大会トップの平均22.6得点と活躍しNCAA関係者の評価を高めたことで、強豪ゴンザガ大入学に繋がった。

NCAAは国際化がどんどん進み、世界各国から才能が集結している。今大会をNCAAの多くの関係者が見ているのは間違いない。白谷にとっては、世界への扉を開くことができる絶好のチャンス。エースとして、日本により多くの勝利を届けることが、何よりのアピールとなる。