写真=Getty Images

若手有望株を揃え、ドアマットからの脱却を目指す

シクサーズはセルティックスとのドラフト指名権をトレードし、今年のドラフト全体1位指名権を獲得。ワシントン大学のガード、マーケル・フルツの指名が濃厚となっている。

ジョエル・エンビードはフルツがワークアウトに参加した際の名前入りロッカールームを撮影し、フルツの入団が決定したかのような写真をツイッターに投稿したのは昨日記事にした通り。このSNS投稿後、正式に1位指名権の獲得が決まったことで、ファンの期待に火がついた。

2年間のリハビリを経て期待値通りの活躍をしたエンビードと、『豊作』と言われる今年のドラフト候補の中でも頭一つ抜け出した実力を持つと言われているフルツが一緒にプレーするのだから魅力的なチームだ。それだけではない、昨年の全体1位指名選手であるベン・シモンズもNBAデビューに向けて準備万端。

NBAでも屈指のポテンシャルを誇る若手『3銃士』が揃ったのだから、期待が高まるのは当然のこと。それはシーズンチケットの売れ行きに表れた。

シクサーズは2013年の夏に3400枚だったシーズンチケットの販売数を年々伸ばし、昨シーズンは約1万枚を販売していた。ここにフルツ効果が加わり、すでにフランチャイズレコードとなる1万4000枚のシーズンチケットが売れたという。

シクサーズは2011-12シーズンを最後にプレーオフに進出していない。2015-16シーズンには年間10勝(72敗)、NBA史上ワースト3位という不名誉な数字も作った。昨シーズンも28勝止まりだったが、最下位からは脱出。負け続けた結果、チームには有望な若手が育っており、ドアマットチームから抜け出すチャンスを迎えているのは間違いない。

ただ、期待を持たせてチケットを売るよりも、実際にシーズンを戦って勝つほうが難しい。それでも、シクサーズには明るい未来が待っているように思える。

シクサーズはエンビード、シモンズと期待のルーキーが連続でシーズンを全休するという不運に見舞われ、ドアマットから抜け出せずにいたが、チケットの売れ行きに見られるように明るい未来が待っている。